「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は、楽天モバイルが提供する最新のポケットWi-Fiルーターです。プラチナバンド対応で通信エリアが広がり、「Rakuten最強プラン」契約で端末代が1円になるキャンペーンも実施中。本記事では、性能、接続方法、速度、メリット・デメリットを徹底レビューします。
- 1 Rakuten WiFi Pocket Platinumのスペック
- 2 Rakuten WiFi Pocket Platinumの外観レビュー
- 3 Rakuten WiFi Pocket Platinumの販売価格
- 4 Rakuten WiFi Pocket Platinumの接続手順は?
- 5 Rakuten WiFi Pocket Platinumの回線速度レビュー
- 6 Rakuten WiFi Pocket Platinumのメリット・デメリット
- 7 旧作Rakuten WiFi Pocket 2Cとの違いをチェック
- 8 WiMAX端末との違いを比較
- 9 Rakuten WiFi Pocket Platinumの料金プラン
- 10 まとめ
Rakuten WiFi Pocket Platinumのスペック
Rakuten WiFi Pocket Platinumは、コンパクトながら必要十分な性能を備えたモバイルWi-Fiルーターです。外出先でも快適にネット接続ができる設計で、持ち運びやすさと操作の簡単さが魅力となっています。ここでは、本体のサイズや重量、バッテリー容量など主要スペックをまとめて紹介します。
項目 | スペック |
---|---|
カラー | ホワイト |
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 約65 x 約96.5 x 約15.3 (mm) |
重量 | 約103g |
ディスプレイ(サイズ / 種類) | 約1.4インチ / LCD |
バッテリー容量 | 2,440mAh |
最大接続台数(Wi-Fi / USB) | 16台 / 1台 |
通信規格 | 4G LTE(下り最大150Mbps/上り最大50Mbps) |
連続通信時間(LTE) | 約10時間 |
充電時間 | 約2.5時間 (ACアダプター(推奨充電器)) |
SIMタイプ | nanoSIM |
Wi-Fi 規格 | IEEE 802.11 b/g/n |
補足:
- 本端末は 5G通信には非対応 です。
- Wi-Fiは 2.4GHz帯(IEEE 802.11 b/g/n)専用 で、5GHz帯(IEEE 802.11 a/ac)には対応していません。そのため、電子レンジや他のWi-Fiとの干渉を受けやすい反面、通信範囲は広いのが特徴です。
➡︎ 5GHz帯の詳しい解説はこちら:周波数帯の違いとビジネス利用のポイント
Rakuten WiFi Pocket Platinumは軽量かつコンパクトで、ポケットやカバンに入れても負担になりません。バッテリーも長時間持続するため、日常的なWeb閲覧や動画視聴、テザリング利用でも安心です。また、複数台の端末を同時接続できるため、スマホやタブレット、ノートパソコンなどをまとめてネットに接続できます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumの外観レビュー
Rakuten WiFi Pocket Platinumはシンプルで洗練されたデザイン。ホワイトを基調とし、光沢のある質感が印象的です。操作部や表示部も整理されており、携帯性と使いやすさを両立しています。
本体カラー
本体カラーはホワイトをベースに、プラチナ調のアクセントが施されています。明るく清潔感のある印象で、ビジネス・プライベートどちらにも馴染みやすいデザインです。
正面や背面
正面には1.4インチのLCDディスプレイがあり、電波強度・接続台数・バッテリー残量などが表示されます。背面はシンプルで余計な装飾を排し、指紋や傷が目立ちにくい仕様です。
側面
側面には USB Type-C ポート、電源ボタン、WPS ボタンが配置。厚さ 15.3mm のコンパクト設計で、手に持ったときの収まりもよく、カバン内で邪魔になりにくいです。
重量
重量は約 103g と非常に軽量。長時間の持ち歩きにも負担になりにくく、スマートフォンと併携しても気にならない軽さです。
Rakuten WiFi Pocket Platinumの販売価格
Rakuten WiFi Pocket Platinumの通常販売価格は 10,820円(税込)です。
端末購入型のポケット型Wi-Fiの中では比較的リーズナブルな価格帯に位置します。
現在、楽天モバイルでは 「Rakuten最強プラン」との同時申し込みで端末価格が1円になるキャンペーン が実施されています。
適用条件は以下のいずれかです:
- 新規申し込み
- 他社からの乗り換え(MNP)
- 楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)からのプラン変更
キャンペーンは、Rakuten最強プランの申し込みと端末購入を同時に行う場合のみ対象です。
過去にRakuten WiFi Pocket 2Cなどのキャンペーンを利用している場合は対象外となる場合があります。
楽天モバイルでは他にも様々なキャンペーンを実施していますが、併用不可になっているものもあります。キャンペーンを利用する際は、公式サイトの条件をしっかりと確認してください。
Rakuten WiFi Pocket Platinumは端末料金は1万円ほどかかりますが、プランとセットで申し込めば値引きで一括1円になります。安さと無制限利用、どちらも叶えたい人はぜひチェックしてみてください。
Rakuten WiFi Pocket Platinumの接続手順は?
以下は、実際の利用開始までの基本的な接続手順)です。
- nanoSIMカード(楽天モバイル提供)を本体の SIM スロットに挿入
- 電源を長押しして本体を起動
- ディスプレイに表示される SSID(Wi-Fi 名称)とパスワードを確認
- 接続したい端末(スマホ・PCなど)で Wi-Fi 設定を開き、SSID を選択
- パスワードを入力して接続完了
- 必要に応じて WPS ボタンを使って簡易接続も可能
- USB テザリングも可能(USB 接続時のみ)
- my 楽天モバイルなどで回線状態や接続回線種別を確認
比較的シンプルな手順で、初心者でも迷いにくい仕様と言えます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumの回線速度レビュー
Rakuten WiFi Pocket Platinumは、楽天回線エリアでは下り平均20〜40Mbps、上り15~25Mbps前後を安定して記録しました。
項目 | 最大速度(理論値) | 実測の目安 |
---|---|---|
下り速度 | 最大150Mbps | 34.53Mbps |
上り速度 | 最大50Mbps | 19.76Mbps |
出典:みんなのネット回線速度
【通信速度の見方】
通信速度は下り(ダウンロード)と上り(アップロード)そしてping値(応答速度)で表されます。
下りと上りは数値が大きいほど速くなり、ping値は数値が小さいほど速くなります。
この数値は、大容量の動画視聴やオンライン会議、SNS利用など、日常的な用途には十分対応できる水準です。ただし、同時に複数の端末を接続したり、地下や山間部など電波が弱い場所では速度が低下する可能性があります。大容量データのダウンロードや4K動画視聴にはやや不向きですが、コストを考えると実用性は高いといえます。
Rakuten WiFi Pocket Platinumのメリット・デメリット
ポケットWi-Fiとしての一般的な長所・短所と、楽天モバイル専用端末としての特徴を整理してみました。
ポケットWi-Fiとしてのメリット・デメリット
メリット
- コンパクトで持ち運びがしやすい(103g)
- スマホやPCなど最大16台まで同時接続可能
- バッテリーが約10時間持続し、日常利用に十分
- 充電は約2.5時間で完了、外出先でも使いやすい
デメリット
- 通信速度は最大150Mbpsと、WiMAXや5G対応端末に比べると控えめ
- 5GHz帯(IEEE 802.11 a/ac)に対応していないため、混雑時に速度低下しやすい
- 大容量データ通信(4K動画やクラウド作業)にはやや不向き
楽天モバイル専用端末としてのメリット・デメリット
メリット
- 「Rakuten最強プラン」とセットで端末代が1円になるキャンペーンあり
- 従量制料金で「使った分だけ支払える」シンプルな仕組み
- 契約期間の縛りがなく、短期利用や試用に最適
デメリット
- プラチナバンド対応エリアは2025年時点で東京都世田谷区に限定
- 楽天回線の電波状況に依存するため、郊外や山間部では速度低下の可能性あり
- SIMはnanoSIM対応のみで、旧モデルのmicroSIMとは互換性なし
上記からもわかるように、Rakuten WiFi Pocket Platinumは、「安さ」と「手軽さ」を重視する人に向いているポケット型Wi-Fiです。最大速度やエリア面ではWiMAXなどの最新5Gルーターに劣る部分もありますが、月額料金や端末価格を大幅に抑えられる点は大きな魅力です。まずは低コストでWi-Fi環境を整えたい方や、使い勝手を試してみたい方におすすめの選択肢と言えるでしょう。
旧作Rakuten WiFi Pocket 2Cとの違いをチェック
Rakuten WiFi Pocket Platinumの旧モデルである「Rakuten WiFi Pocket 2C」は、現在は販売終了となっており、購入できません。
結論、2種類の違いは以下のとおりです。
端末名 | Rakuten WiFi Pocket Platinum | Rakuten WiFi Pocket 2c |
---|---|---|
端末イメージ | ||
端末代金(税込) | 10,820円 | 7,980円 |
下り最大速度 | 150Mbps | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps | 50Mbps |
対応回線 | 楽天 (プラチナバンドも対応) au | 楽天 au |
最大接続台数 | 16台 | 16台 |
本体サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約65mm×約96.5mm×約15.3mm | 約64.8mm×約107.3mm×約15mm |
重さ | 約103g | 約107g |
バッテリー | 2,440mAh | 約2,520mAh |
充電時間 | 約2.5時間 | 約3.5時間 |
連続通信時間 | 約10時間 | 約10時間 |
SIMサイズ | nanoSIM | microSIM |
カラー | ホワイト | ホワイト ブラック |
USB | USB Type-C USB 2.0 | USB Type-C USB 2.0 |
旧モデルから変わったところは、プラチナバンド対応・本体サイズ・充電時間・SIMサイズの4点です。
プラチナバンド対応
Rakuten WiFi Pocket Platinumは、プラチナバンドに対応したことで電波が届きにくい屋内・地下でも快適なWiFiを使えるようになりました。
ただし、プラチナバンドの基地局があるのは東京都世田谷区のみなので、現時点ではプラチナバンドを利用できる人はごくわずかです。そのため、通信に関しては大きな変化がないと言えます。
本体サイズ
本体サイズは、Rakuten WiFi Pocket Platinumの方が一回り小さくなっています。また、角張ったデザインから丸みを帯びたデザインに変更されました。
充電時間
バッテリーはRakuten WiFi Pocket 2Cから大幅に向上し、充電時間が約1時間短くなりました。バッテリー容量がやや少なくなりましたが、気にするほどではないでしょう。
SIMサイズ
SIMサイズは、microSIMからnanoSIMに変わっています。Rakuten WiFi Pocket 2Cをすでに持っている場合、これまで使っていたSIMは利用できないので注意しましょう。
Rakuten WiFi Pocket Platinumは旧モデル2Cと比べて、プラチナバンド対応、本体コンパクト化、充電時間短縮、SIMサイズ変更の4点が主な違いです。通信速度や接続台数はほぼ同じで、屋内での安定性と携帯性が向上したモデルと言えます。
WiMAX端末との違いを比較
「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は2025年3月27日発売の、WiMAX最新モバイルルーターです。
以下の表で、Rakuten WiFi Pocket Platinumと、「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」を比較しました。
端末名 | Rakuten WiFi Pocket Platinum | Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 |
---|---|---|
端末イメージ | ||
端末代金(税込) | 10,820円 | 27,720円(※) |
下り最大速度 | 150Mbps | 3.5Gbps |
上り最大速度 | 50Mbps | 286Mbps |
対応回線 | 楽天 au | WiMAX au |
最大接続台数 | 16台 | 48台 |
本体サイズ (高さ×幅×厚さ) | 約65mm×約96.5mm×約15.3mm | 約72mm×約140mm×約15.4mm |
重さ | 約103g | 約198g |
バッテリー | 2,440mAh | 5,400mAh |
充電時間 | 約2.5時間 | 約2.3時間 |
連続通信時間 | 約10時間 | 約9時間 |
SIMサイズ | nanoSIM | nanoSIM |
カラー | ホワイト | ブラック |
USB | USB Type-C USB 2.0 | USB Type-C USB 3.0 |
※Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の本体代金は利用プロバイダにより異なるため、各社の契約条件を参照ください。
Rakuten WiFi Pocket Platinumとの主な違いは、最大速度・5G対応・サイズ、重さ・価格・接続台数の5点です
最大速度
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の下り最大速度は3.5Gbps。理論値にはなりますが、Rakuten WiFi Pocket Platinumの約23倍速いです。上り速度も286Mbpsと、Rakuten WiFi Pocket Platinumの約5.7倍の速さなので、送信・受信どちらも速いルーターといえます。
5G対応
Speed Wi-Fi 5G DOCK 5G 01は、5G対応なのも魅力です。5G利用可能エリアも、徐々に拡大しているため、よりさまざまな場所で5G通信を利用できます。またSpeed Wi-Fi 5G DOCK 5G 01では、よりインターネットを快適にしてくれるプラチナバンドの利用が可能です。
サイズ、重さ
サイズに関しては、Speed Wi-Fi 5G DOCK 5G 01の方が二回りほど大きく、重さも約95g重いです。
価格
Rakuten WiFi Pocket Platinumの販売価格は10,820円(税込)、Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は27,720円(税込)になります。Speed Wi-Fi DOCK 5Gは、割引キャンペーンを実施しているプロバイダを選ぶと安く購入可能です。
接続台数
Speed Wi-Fi 5G DOCK 5G 01では、最大48台で同時接続できます。Rakuten WiFi Pocket Platinumは、最大16台です。
これらを踏まえると、持ち運びのしやすさや価格を重視するならRakuten WiFi Pocket Platinum、速度や家族・複数台の端末で利用したい場合はSpeed Wi-Fi 5G DOCK 5G 01がおすすめです。
\各端末の詳細はこちら/
Rakuten WiFi Pocket Platinumの料金プラン
Rakuten WiFi Pocket Platinumは、月額料金とプランがシンプルでわかりやすい点が特徴です。基本的にデータ使用量に応じた従量制プランが採用されており、使った分だけ支払う仕組みとなっています。法人・個人問わず、短期利用や外出先でのインターネット接続に適しています。
データ容量 | 月額料金(税込) | 特徴 |
---|---|---|
〜3GB | 1,078円 | 安価でライトユーザー向け |
〜20GB | 2,178円 | 日常生活に十分な容量 |
無制限 | 3,278円 | 大容量利用者向け |
※料金は 2025年10月時点の情報 です。最新のキャンペーンや料金は楽天モバイル公式サイトをご確認ください。
プランの特徴
- 特徴1:従量制で無駄がない
データ使用量に応じて料金が変動するため、無駄なコストが発生しません。 - 特徴2:契約期間の縛りなし
解約時の違約金もなく、必要な期間だけ利用可能です。 - 特徴3:追加オプションなしでも快適
標準でテザリング・接続設定が簡単に行える仕様になっています。
このように、Rakuten WiFi Pocket Platinumは「使った分だけ支払う」シンプルな料金体系と、契約期間の縛りがない柔軟さが魅力です。短期利用や外出先での作業など、さまざまなシーンで活躍します。
まとめ
Rakuten WiFi Pocket Platinum は、端末代を極限まで抑えて導入でき、従量制プランで柔軟性を持たせた設計が魅力のポケット型 Wi-Fi です。最大 150 Mbps の LTE 通信が可能で、動画視聴・テレワーク用途にも一定の実用性があります。一方で 5G 非対応である点や、屋内・高層階での電波安定性には注意が必要です。
特に「手軽に始めたい」「データ使用量が不定期な月がある」「契約縛りは避けたい」という方には、試しやすい選択肢としておすすめできます。最終判断には、あなたの利用場所・通信品質・速度要件を踏まえて選ぶと良いでしょう。