「社内の通信費を見直したい」「社員のスマホ利用をもっと柔軟に管理したい」「でも、キャリア契約は高すぎる…」——そんな悩みを抱えていませんか?
テレワークの普及や出張・外勤の増加に伴い、外出先でも快適にインターネットを利用できるモバイル回線のニーズは高まる一方です。そこで今、多くの企業から注目されているのが、コストパフォーマンスに優れ、法人向けの柔軟な契約が可能な「MVNO(格安SIM)」です。
本記事では、MVNOの法人契約とは何か、そのメリットや注意点、そして2025年最新版としておすすめのMVNOを比較しながらご紹介します。初めて導入を検討する方にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
MVNO(格安SIM)の法人契約とは?
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、大手キャリアの通信インフラを借り受け、独自の料金プランやサービスを展開する事業者のことを指します。通信品質はキャリアと同じ回線を使用する一方で、コスト構造を最適化しているため、料金が安価であるのが特徴です。
個人向けの印象が強いMVNOですが、近年では法人向けサービスの提供も拡大しており、企業のニーズに応じた法人契約が可能です。
法人契約とは、複数回線の一括契約や請求書払い、業務用スマートフォンの一元管理など、ビジネスユースに適した仕組みを備えた契約形態を指します。
以下の表で、個人契約と法人契約の主な違いを比較してみましょう。
項目 | 個人契約(MVNO) | 法人契約(MVNO) |
---|---|---|
契約対象 | 個人ユーザー | 企業・法人 |
支払い方法 | クレジットカードのみが主流 | 請求書払い・口座振替など対応 |
契約回線数 | 1回線ごと | 複数回線の一括管理可 |
サポート | 一般窓口 | 法人専用窓口・担当者付きもあり |
追加オプション | 限定的 | 端末管理・セキュリティ・MDMなど |
法人契約では、導入規模も1回線から数百回線規模まで対応できるため、スタートアップから中小企業、大企業まで幅広く活用されており、コスト削減と業務効率化を同時に実現する手段として注目されています。
MVNO(格安SIM)と大手キャリアの違い
MVNOの魅力を理解するうえで欠かせないのが、大手キャリア(MNO)との違いです。
ここでは、料金・契約形態・通信速度・サポート体制といった主要なポイントで両者を比較し、MVNOの強みを明確にしていきます。
項目 | MVNO(格安SIM) | 大手キャリア(MNO) |
---|---|---|
料金 | 月額1,000円前後〜 (プランにより変動) | 月額3,000〜7,000円(通話・データ込み) |
通信品質 | 混雑時に速度低下する 場合あり | 自社回線を直接運用しているため、安定性・速度ともに 高い |
契約の 柔軟性 | 短期契約ができ、プラン変更が容易。 | 2〜3年契約が前提。違約金が発生することもある |
サポート体制 | オンライン中心。電話やメールがメイン。 | 実店舗対応が可能 |
法人向け機能 | 一部MVNOで請求書 払い・MDM対応あり | 専用法人プラン、社用端末連携、手厚い保守体制 |
割引 サービス | 複数回線契約で割引 されることがある (単独サービス中心) | 固定回線・クラウド・端末レンタルなどをまとめて契約することでSIM代割引が適用されることも多い |
MVNOは通信コストを大幅に抑えられるのが最大の魅力です。
例えば、同じ1GBのデータ容量であっても、大手キャリアでは数千円かかるのに対し、MVNOであれば1,000円以下のプランも多数存在します。これは、自社インフラを持たない分、設備コストや広告宣伝費を削減できることが理由です。
MVNOは、初期費用が抑えられ、短期運用やサブ回線用途など、柔軟で即時性の求められるシーンに強いです。そのため、とにかくスピーディに・シンプルにモバイル通信を始めたい企業におすすめです。
一方で、大手キャリアは初めてネット環境を構築する企業や、通信・ITインフラをまとめて管理したい企業に適しています。光回線やクラウドサービスなどの複数のインフラを一括で提供しており、それらとセット契約することでSIMの月額料金が割引されるケースもあります。
自社のニーズと照らし合わせて、どちらのSIMが適しているか見極めることが重要です。
法人契約できるMVNO(格安SIM)の選び方

法人契約できるMVNOを選ぶ際には、単に「安いから」「データ容量が多いから」といった理由だけで決めてしまうのではなく、自社の業務スタイルや管理体制、社員の利用用途などを踏まえて、複合的に判断することが重要です。
特に注目すべきポイントは、以下の5点です。
- かけ放題プランの有無
- 対応回線(ドコモ・au・ソフトバンク)
- 請求書払いや法人割引の有無
- オプションサービス(端末管理、フィルタリング)
- データ容量と月額料金のバランス
順番に説明していきます。
かけ放題プランの有無
営業やカスタマーサポートなど、電話の発着信が多い業務では「かけ放題プラン」が欠かせません。MVNOでも一部事業者は時間無制限や1回10分以内などのかけ放題オプションを用意しているため、必要に応じて対応状況を確認しておきましょう。
対応回線(ドコモ・au・ソフトバンク)
MVNOは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しており、事業者によって対応するキャリアが異なります。自社の所在地や出張先での通信品質を考慮して、最適な回線を選ぶことが重要です。
請求書払いや法人割引の有無
クレジットカードが使えない法人や、経理処理の都合上「請求書払い」が必須な企業にとっては、対応可否が重要な判断材料となります。また、回線数が多い場合は、法人向けの割引があるかどうかも確認しておきたいポイントです。
法人向けオプションサービス(端末管理、フィルタリング)
SIMの法人向けサービスでは、業務用スマートフォンの安全運用や効率管理をサポートするさまざまなオプションが提供されています。代表的なサービス内容は以下の通りです。
オプション名 | 主な機能 | 活用例 |
---|---|---|
MDM(モバイル端末管理) | 端末の遠隔ロック・初期化、アプリ制御、利用状況の可視化 | 端末紛失時の情報漏えい防止、業務外アプリのブロック |
Webフィルタリング | 不適切なサイトやSNSの閲覧制限 | 業務集中の促進、情報漏えいリスクの低減 |
ウイルス対策ソフト | スマートフォン向けマルウェア・ウイルス検出と駆除 | サイバー攻撃の予防 |
位置情報管理 | 端末のリアルタイム位置確認・履歴追跡 | 営業・配送業務の行動管理やトラブル時の把握 |
MVNOでも大手キャリア同様に法人業務をサポートする機能が揃ってきています。セキュリティを重視する企業や、複数人のスマホを一括で運用したい企業は、これらの機能の有無も事前に確認することが大切です。
データ容量と月額料金のバランス
大容量が必要な業務と、メールやチャット中心の軽い業務では、必要なデータ量が異なります。業務形態や利用目的に合わせて無駄のないプランを選ぶことで、コスパ良くインターネット環境を構築できるようになります。
以下の表は、業務内容ごとのおおよそのデータ使用量の目安です。
業務内容 | 1ヶ月あたりの目安データ量 |
---|---|
メール・チャット中心 | ~1GB |
Webブラウジング・地図アプリ | 1~3GB |
オフィスワーク・中程度の業務利用 | 5~10GB |
リモート会議・動画視聴 | 20~30GB |
頻繁なファイル共有・クラウド利用 | 50GB~100GB |
安定した通信が必要な企業 | 無制限 |
この目安を参考にしながら、自社の業務実態と照らし合わせて最適なデータ容量を選ぶことで、適切なコスト管理を目指していきましょう。
法人契約できるMVNO(格安SIM)おすすめ7社を比較

ここでは、実際に法人契約ができるMVNOの中から、月のデータ容量やコストパフォーマンス、プラン内容などをもとにおすすめの格安SIMをご紹介していきます。
今回は料金プラン・回線対応・法人向け機能の観点から、MVNOを比較していきます。
こちらもチェック:おすすめの法人スマホは?キャリアと格安SIM比較・選び方も解説
≪おすすめのMVNO(格安SIM)一覧≫
大容量・請求書払い対応の法人向けSIMなら「ロケットモバイル」

ロケットモバイルは、月1GBから大容量のプランまで、多様なデータ容量に対応した法人向けSIMを提供しています。
中でも高速通信が可能な法人プランは、ビジネスでの実用性と導入の手軽さのバランスに優れ、企業規模を問わず導入されています。
≪ロケットモバイルの特徴≫
☑ 柔軟なデータプラン・高速通信対応
☑ 請求書払い・法人名義申込が可能
☑ 縛りなし・1回線から導入可能
さらに、端末レンタル/SIM単体契約のどちらにも対応しているため、契約形態も柔軟です。
また、10回線以上の契約で月額料金が1回線あたり最大200円引きになる大口割引があります。
最低契約期間がなく、1ヶ月だけのお試し導入にも対応可能です。
以下は、プランの一例です。
通信容量 | データプラン 月額料金 (楽天回線) | データプラン 月額料金 (ドコモ回線) | 通話プラン 月額料金 (ドコモ回線) | データプラン 月額料金 (au回線) | 通話プラン 月額料金 (au回線) | データプラン 月額料金 (ソフトバンク) | 通話プラン 月額料金 (ソフトバンク) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 438円 | 649円 | 765円 | 649円 | 765円 | 869円 | 1,099円 |
2GB | 528円 | 759円 | 850円 | — | — | — | — |
3GB | 594円 | 924円 | 985円 | 924円 | 985円 | — | — |
5GB | 759円 | 1,320円 | 1,430円 | 1,320円 | 1,430円 | — | — |
7GB | 836円 | 2,035円 | 1,980円 | 1,947円 | 1,980円 | — | — |
10GB | 1,045円 | — | — | — | — | — | — |
15.2GB | — | — | — | — | — | 1,690円 | 1,760円 |
20GB | 1,595円 | 4,345円 | 4,400円 | 4,345円 | 4,400円 | 4,510円 | 4,400円 |
25.2GB | — | — | — | — | — | 2,778円 | 2,948円 |
30GB | 2,376円 | — | — | — | — | — | — |
50GB | 3,553円 | — | — | — | — | — | — |
※料金は全て税込です。
※その他プランに関しては、こちらをご参照ください。
他にもIoT通信用SIMや大容量SIMのプランもあり、業務内容に応じて最適なSIMを選ぶことができます。
また、API連携や台帳一元管理など、規模の大きい法人向けの運用支援も整っています。
「必要な容量だけを、必要な数だけ」導入したい企業にとって、無駄のない設計と手厚い法人対応が特長のMVNOです。
多彩なプランと法人専用サポートが魅力の「BIGLOBEモバイル」

BIGLOBEモバイルは、ドコモ・au回線の選択、請求書払い、法人管理ポータルなどの法人向け機能が充実しています。コストパフォーマンスに優れ、業務用スマートフォンやタブレットへの導入がしやすいのが特徴です。
≪BIGLOBEモバイルの特徴≫
☑ ドコモ・au対応(※一部条件あり)
☑ 法人契約可・請求書払い対応
☑ MDM、固定IP、管理者ポータル機能
☑ 音声通話SIMとデータSIM(SMSあり/なし)から選択可能
BIGLOBEモバイルは、KDDI傘下の信頼できるブランドとして長年にわたり培った通信サービスのノウハウと安定した品質が魅力です。
以下は、2025年5月時点のBIGLOBEモバイル法人向けSIMの代表的な料金プランです。なお、法人契約をする場合は事前に「BIGLOBEオフィスサービス」への契約が必須となりますので注意が必要です。
プラン名 | 容量 | 月額料金 | 回線種別 |
---|---|---|---|
音声通話SIM | 1GB | 858円 | ドコモ/au |
3GB | 1,100円 | ドコモ/au | |
6GB | 1,750円 | ドコモ/au | |
12GB | 3,520円 | ドコモ/au | |
20GB | 5,500円 | ドコモ/au | |
30GB | 7,975円 | ドコモ/au | |
データSIM(SMSなし) | 3GB | 770円 | ドコモ |
6GB | 1,595円 | ドコモ | |
12GB | 2,750円 | ドコモ | |
20GB | 4,730円 | ドコモ | |
30GB | 7,205円 | ドコモ |
※料金は全て税込です。
「BIGLOBEでんわ」アプリからの通話料 | 月額料金 |
10分かけ放題 | 913円 |
通話パック90 | 913円 |
3分かけ放題 | 660円 |
通話パック60 | 660円 |
端末レンタルや固定IPアドレスの付与、MDM導入支援などのオプションサービスを追加することもできるので、運用・保守までワンストップで対応可能な点がうれしいポイントです。
柔軟な法人向けプランが魅力の「マイネオ」

マイネオは、500MBから30GBまで選べる定額データプランを法人向けに提供しています。
請求書払い・トリプルキャリア対応・契約期間の縛りなしなど、法人ニーズに応じた柔軟なサービスが魅力です。
≪マイネオの特徴≫
☑ ドコモ・au・ソフトバンク回線に対応
☑ 請求書払い・法人名義での契約可能
☑ 契約縛りなし・1回線から申込OK
☑ 余ったデータ容量を社内でシェア可能
SIM単体/端末セットどちらも選べるほか、容量プランも豊富に用意されており、用途に応じて最適な構成が可能です。
マイネオでは、余ったデータ容量を複数回線間でシェアできる「パケットギフト」機能も活用できます。
以下は、マイネオの法人向けプランの一例です。
容量 | 月額料金 (au回線) | 月額料金 (ドコモ回線) | 月額料金 (ソフトバンク回線) | |
---|---|---|---|---|
シングルタイプ (データ専用) | 500MB | 770円 | 770円 | 869円 |
3GB | 990円 | 990円 | 1,089円 | |
6GB | 1,738円 | 1,738円 | 1,837円 | |
10GB | 2,772円 | 2,772円 | 2,871円 | |
20GB | 4,378円 | 4,378円 | 4,477円 | |
30GB | 6,490円 | 6,490円 | 6,589円 | |
デュアルタイプ (音声+データ) | 500MB | 1,441円 | 1,540円 | 1,925円 |
3GB | 1,661円 | 1,760円 | 2,145円 | |
6GB | 2,409円 | 2,508円 | 2,893円 | |
10GB | 3,443円 | 3,542円 | 3,927円 | |
20GB | 5,049円 | 5,148円 | 5,533円 | |
30GB | 7,161円 | 7,260円 | 7,645円 |
※料金は全て税込です。
かけ放題サービス | 月額料金 |
10分かけ放題 | 880円 |
時間無制限 | 1,870円 |
マイネオでは、法人専用の管理ポータルから利用状況の一括確認や請求の一元管理が可能で、煩雑になりがちな複数回線の運用もスムーズにできるため、小規模チームから大企業まで柔軟に対応できる体制が整っています。
「まずは少量から試したい」「契約の柔軟性を重視したい」という企業に最適な格安SIM サービスです。
柔軟なシェア機能と安定した通信品質が魅力の「NifMo(ニフモ)」

NifMoは、ニフティ株式会社が提供する法人向けSIMサービスで、ドコモ回線を利用しています。
データシェア・繰り越し対応を備えており、企業の利用目的や業務形態に応じた効率的な運用を可能にします。
≪NifMoの特徴≫
☑ 法人シェアプランでデータを効率運用
☑ データ繰り越し・縛りなし・違約金なし
☑ IoT・ビジネス両対応の多様な料金体系
☑ 導入前にお試しSIM利用可/専用管理ツールあり
また、NifMoのプランは契約期間の縛りがなく、解約金も一切不要な柔軟な契約体系は、短期導入やトライアルにも最適です。
さらに、法人向けでも1回線から申し込める手軽さや、共有型シェアプランによる無駄のない運用ができるメリットもあります。
以下は、NifMo法人向けSIMプランの一例です。ドコモ回線のみの提供となります。
プラン名 | 容量 | 月額料金(税込) | 回線種別 |
---|---|---|---|
基本プラン(データ専用) | 1.1GB | 704円 | ドコモ |
3GB | 990円 | ドコモ | |
7GB | 1,760円 | ドコモ | |
13GB | 3,080円 | ドコモ | |
30GB | 3,960円 | ドコモ | |
50GB | 5,280円 | ドコモ | |
基本プラン(SMS対応) | 1.1GB | 869円 | ドコモ |
3GB | 1,155円 | ドコモ | |
7GB | 1,925円 | ドコモ | |
13GB | 3,245円 | ドコモ | |
30GB | 4,125円 | ドコモ | |
50GB | 5,445円 | ドコモ | |
基本プラン(音声対応) | 1.1GB | 1,474円 | ドコモ |
3GB | 1,760円 | ドコモ | |
7GB | 2,530円 | ドコモ | |
13GB | 3,850円 | ドコモ | |
30GB | 4,730円 | ドコモ | |
50GB | 6,050円 | ドコモ | |
法人シェアプラン(データ専用) | 5GB(共用) | 1,980円 | ドコモ |
10GB(共用) | 3,520円 | ドコモ | |
法人シェアプラン(SMS対応) | 5GB(共用) | 2,145円 | ドコモ |
10GB(共用) | 3,685円 | ドコモ | |
法人シェアプラン(音声対応) | 5GB(共用) | 2,750円 | ドコモ |
10GB(共用) | 4,290円 | ドコモ | |
法人追加SIM(0GB) | – | 1,210円 | ドコモ |
※料金は全て税込です。
※M2M向けプランに関しては、こちらをご参照ください。
NifMoは、柔軟なシェア機能や違約金なしのシンプルな運用、IoT対応の幅広いプラン構成で、コスト重視の法人利用やスモールスタートに最適なMVNOです。
1.1GBから50GBまでの幅広い容量帯と、データ専用・SMS対応・音声通話対応の3タイプに完全対応した構成により、営業用スマホからIoT機器まで、用途に応じた最適な選択が可能です。
安定した通信と柔軟なシェアプランが魅力の「ワイモバイル(Y!mobile)」

ワイモバイルは、ソフトバンク株式会社が提供する法人向け格安SIMサービスです。
2025年1月の改定により、データ容量が増量した「シンプル2」プランは、より実用的な内容となっています。
≪ワイモバイルの特徴≫
☑ 2025年からデータ容量が増量(Mは30GB、Lは35GB)
☑ 法人契約割引2で最大957円(税込)割引/回線
☑ MDM・データシェア・通話定額など多彩なオプション
☑ ソフトバンク回線を使用した高品質通信
まずは、法人利用向けに提供されている「シンプル2」プランの月額料金や初期費用について、1回線契約時と2回線以上契約時の違いも含めて確認していきましょう。
プラン名 | データ容量 | 月額料金(1回線契約) | 月額料金(2回線以上) |
---|---|---|---|
シンプル2 S | 4GB | 2,365円 | 1,408円 |
シンプル2 M | 30GB | 4,015円 | 3,058円 |
シンプル2 L | 35GB | 5,115円 | 4,158円 |
オプション | 月額料金 |
---|---|
だれとでも定額+ | 880円 |
スーパーだれとでも定額+ | 1,980円 |
ワイモバイルは、ソフトバンクの高品質ネットワークを基盤にした、低コストで安定性の高いサービスです。
特に「シンプル2」プランは、回線数に応じた割引や大容量プラン、データシェアの柔軟性が揃っており、オフィスワークはもちろん、外回りや複数拠点での利用など、さまざまな働き方に対応しやすいのが特長です。
1回線からの申し込みや、法人向け専用のカスタマーサポート体制も整っているため、初めての法人導入にも安心して選べる通信サービスです。
かけ放題不要でも圧倒的コスパの法人専用SIM「IIJmio Biz」

IIJmio Bizは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する法人向け格安SIMです。
「かけ放題」「Web完結」「請求書払い対応」という、法人導入における“使いやすさ”を徹底的に追求したサービスが特徴です。
≪IIJmio Bizの特徴≫
☑ 1回線から申込可能・請求書払い対応
☑ 音声・SMS・データすべて対応・5GB〜40GBまで選べる
☑ ドコモ回線を使用した安定通信
☑ 業務スマホ、管理端末、営業端末など幅広く活用可能
IIJmio Bizでは、定額で通話が可能なかけ放題オプションに加え、SIM単体・端末セットともにオンラインで手軽に手続きを済ませられるのが嬉しいポイントです。
以下は、IIJmio Bizの法人向けSIMプランの料金表です。
契約タイプ | データ容量 | 月額料金(税込) | 回線種別 |
---|---|---|---|
データSIM(データ専用) | 5GB | 901円 | ドコモ |
データSIM(データ専用) | 10GB | 1,400円 | ドコモ |
データSIM(データ専用) | 20GB | 1,950円 | ドコモ |
データSIM(データ専用) | 40GB | 3,260円 | ドコモ |
SMS対応SIM(SMS+データ) | 5GB | 970円 | ドコモ |
SMS対応SIM(SMS+データ) | 10GB | 1,471円 | ドコモ |
SMS対応SIM(SMS+データ) | 20GB | 1,980円 | ドコモ |
SMS対応SIM(SMS+データ) | 40GB | 3,290円 | ドコモ |
音声SIM(音声+SMS+データ) | 5GB | 990円 | ドコモ |
音声SIM(音声+SMS+データ) | 10GB | 1,500円 | ドコモ |
音声SIM(音声+SMS+データ) | 20GB | 2,001円 | ドコモ |
音声SIM(音声+SMS+データ) | 40GB | 3,310円 | ドコモ |
法人音声定額オプション | 月額料金 |
---|---|
国内かけ放題 | 1,700円 |
IIJmio Bizは、21回線以上の大口導入にも個別対応しており、営業部門・現場・拠点ごとの柔軟な展開が可能です。
請求書による銀行振込・口座振替にも対応しており、経理処理にもスムーズにフィットします。
NTTドコモ回線を使用した安定通信と透明性の高い価格設計で、信頼性とコストの両立を実現したい企業におすすめの選択肢です。
コスパ抜群&全自社回線「Rakuten 最強プラン ビジネス」

「Rakuten 最強プラン ビジネス」は、楽天モバイルが提供する法人契約向けSIMで、個人向けプランと同一の低料金でRakuten Link Office(法人通話アプリ)が使える、コスパ・運用性ともに優れた法人向けプランです。
≪Rakuten 最強プラン ビジネスの特徴≫
☑ 個人用と変わらない低価格でデータ無制限
☑ Rakuten Link Officeで法人電話・SMSが無料
☑ my楽天モバイル Officeによる回線一括管理が可能
☑ オンライン申し込みで最短15分、100回線まで即対応
以下は、プラン体系と月額(税込)をまとめた一覧です。
プラン種別 | データ容量 | 月額料金 | 回線種別 |
---|---|---|---|
データ専用 | 3 GB | 1,078円 | 楽天+au |
データ専用 | 7 GB | 1,628円 | 楽天+au |
データ専用 | 30 GB | 2,618円 | 楽天+au |
音声+データ | 3 GB | 2,178円 | 楽天+au |
音声+データ | 5 GB | 2,618円 | 楽天+au |
音声+データ | 30 GB | 3,058円 | 楽天+au |
音声+データ | 無制限 | 3,278円 | 楽天+au |
※全プランで楽天自社回線+auローミング対応
契約後は「my楽天モバイル Office」により、通信量・請求・オプション等を一括管理できます。「オンラインで最短15分で契約完了」「法人利用向けの各種オプションや管理機能が充実」など、導入から運用まで合理化されたサービス設計です。
ただ、楽天回線エリア外ではドコモ回線(パートナー回線)に切り替わり、速度や容量制限(無制限プランではパートナー回線5GB/日)が適用される場合があるので、注意が必要です。
MVNOの法人契約時に必要な書類一覧
一般的に、法人契約では以下のような書類の提出が求められます。
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)(発行から3か月以内のもの)
- 印鑑登録証明書
- 契約担当者の本人確認書類
- 法人名義の銀行口座情報
- 担当者の名刺
- 企業の所在地・連絡先がわかる資料
これらの書類は、契約者が法人として実在し、正当な担当者が手続きをしていることを証明するために必要です。
特に、銀行口座情報は口座振替設定などに必要とされることが多く、企業Webサイトなど所在地の確認が取れる資料もあわせて求められる場合があります。
必要書類の詳細や提出形式はMVNO事業者によって異なるため、申し込み前に各社の公式情報を確認するようにしましょう。
MVNO(格安SIM)の法人契約のメリット

MVNO(格安SIM)を法人契約で導入することで、コスト削減だけでなく、業務運用や経理処理においても多くの利点があります。ここでは、法人がMVNOを選ぶ代表的なメリットを3つに整理してご紹介します。
- 通信コストを大幅に削減できる
- 複数回線を一括で効率的に管理できる
- 法人向けの支払い方法に対応している
それぞれのメリットについて、順に詳しく解説します。
通信コストを大幅に削減できる
MVNOの最大の特徴は、通信費を抑えられる点です。大手キャリアの法人プランに比べて、1回線あたりの月額費用が数百円~数千円安く設定されており、例えば10~50回線を契約する企業にとっては、年間で数十万円単位のコスト削減が可能になります。
必要な容量・通話機能に応じて最適なプランを選べるため、無駄なオーバースペックを避けることができるのも利点です。
複数回線を一括で効率的に管理できる
MVNOの法人契約では、管理ポータルや管理者用ダッシュボードが提供されることが一般的です。これにより、SIMカードの利用状況(通信量、残容量、利用日数など)をリアルタイムで把握できるほか、新規追加・停止・回線変更などの操作もオンラインで完結します。
「現場で使うデバイスや拠点別に契約回線を整理したい」「業務委託先や派遣社員向けに一時的な通信手段を提供したい」といったニーズにも、MVNOの管理機能が役立ちます。
法人向けの支払い方法に対応している
法人契約では「請求書払い」が選べるMVNOが多く、月末締め・翌月払いなど企業の支払いサイクルに合わせた柔軟な運用が可能です。これにより、個人契約のようにクレジットカードを使った精算の煩雑さや立替精算の負担が軽減されます。
また、複数回線の請求をまとめて1本の請求書に統合できるため、経理担当者が処理すべき伝票の数が減り、事務処理の効率も向上します。年間の通信コストの集計・管理も容易になるため、予算管理に負担がかかりにくくなります。
MVNO(格安SIM)の法人契約の注意点
MVNOの法人契約はコスト面で大きな魅力がありますが、導入にあたっては注意が必要な点もいくつかあります。ここでは特に重要な5つの注意点について整理し、実際の運用で支障が出ないようにポイントを詳しく解説します。
- Web申し込み不可の場合がある
- MNPが非対応のことも
- 速度が不安定になりやすい
- 海外で利用できないケースもある
- サポート体制に差がある
それぞれの注意点について、順に詳しく見ていきましょう。
Web申し込み不可の場合がある
個人向けとは異なり、法人向けMVNOサービスはWebからの即時申し込みに対応していないことが多く、メールやFAX、書面での契約書提出が必要になります。これにより導入までのスピード感が落ち、緊急での契約・開通が難しくなる場合もあります。
また、社内での稟議・捺印・書類提出なども必要になるため、業務フローに応じてスケジュールを事前に見積もる必要があります。すぐに使いたいケースでは、納期感をMVNO側に確認しておくことが重要です。
MNPが非対応のことも
MVNOの法人プランはMNP(モバイルナンバーポータビリティ)に対応していない場合があります。対応していても、個人契約に比べて手続きが煩雑で、電話番号の引き継ぎには書面申請や審査、時間がかかるケースが多くあります。
代表番号の継続や既存の端末との整合性が必要な企業にとっては、MNPの可否は大きな判断材料になります。導入前に「番号移行の可否」「手続きに必要な書類や日数」を明確にしておくべきです。
速度が不安定になりやすい
MVNOは大手キャリアの回線帯域を一部だけ借り受ける形のため、混雑時間帯(12〜13時、18時以降など)は速度低下が顕著です。特に高解像度のビデオ会議、クラウドストレージの同期、業務用のVPN利用などでは通信遅延が業務の支障になります。
可能であれば、契約前に「無料トライアル」や「短期テスト導入」で使用予定の場所・時間帯における通信速度を確認しましょう。用途によっては、業務内容ごとに大手キャリアとの併用も検討すべきです。
海外で利用できないケースもある
法人用途であっても、MVNOは多くの場合、海外ローミングに対応していません。対応していても、対象国が限られていたり、データ通信のみで音声が利用できない、あるいは別料金でコストが高くつくことも珍しくありません。
そのため、グローバル展開をしている企業や海外出張が頻繁な業種では、業務端末には大手キャリアの国際ローミング対応SIMを使い、MVNOは国内専用のサブ回線として併用するなどの柔軟な構成が推奨されます。
サポート体制に差がある
MVNOによっては法人専用の問い合わせ窓口がなく、受付時間が平日のみ、しかも短時間というケースもあります。トラブル発生時の対応が遅れることで業務に支障が出る可能性もあるため、導入前に「対応時間」「問い合わせ手段(電話/メール)」「レスポンスの早さ」などを確認しておきましょう。
特に、回線を複数管理するような構成では、サポートが機能しないと管理者の負担が急増します。手厚い法人専用サポートを提供しているMVNOを選定することも、円滑な運用の鍵となります。
MVNO(格安SIM)の法人契約なら低速無制限のロケットモバイル
ロケットモバイルでは、IoT機器に最適な超低容量SIMから、業務用端末でがっつり使える大容量プランまで、必要な機能に“ちょうどよく”応えるラインナップをそろえています。
音声通話がメインの営業用スマホにも、月額わずか数百円から運用可能なコスパの高さが魅力です。
さらに、専用管理画面による一括管理や請求書払いにも対応し、スモールビジネスから全国展開企業まで導入実績も豊富です。
「ここまでコストを抑えられる選択肢がある」という事実を知っておくだけでも、通信費の見直しに役立ちます。
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まとめ
MVNO(格安SIM)の法人契約は、コスト削減と柔軟な運用を両立できる手段として注目されています。
自社の利用スタイルに合った事業者を選ぶことで、業務効率の向上にもつながるでしょう。
本記事を参考に、最適な通信環境の導入を検討してみてください。