~約8割のユーザーが生活への影響を実感、一方で個人情報の取り扱いに不安~
株式会社IoTコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役:金野 太一)は、格安SIMやスマホの最新情報をお届けするメディア「ロケホン」にて、スマートフォンAI機能に関する消費者動向調査を実施いたしました。
本調査では、20代から60代以上の男女500名を対象に、AI機能の認知度や期待、懸念事項などについて包括的な調査を行なっております。
<アンケート結果>
調査結果:https://rokemoba.com/smartphone/aismartphone-investigation/
集計期間:2025年1月08日~2025年1月13日
対象:インターネットアンケートの20代以下~60代以上の男女500人
AIスマートフォンの利用意向調査に関する回答者属性
- 女性:251名
- 男性:249名
- 20代以下:63名
- 30代:165名
- 40代:168名
- 50代:83名
- 60代以上:21名
性別はほぼ均等に分布しており、偏りのない調査結果が得られています。
30-40代が全体の66.6%を占めており、スマートフォンの主要ユーザー層を適切にカバーしています。
スマートフォンのAI機能について、どの程度知っていますか?
- 聞いたことはある程度:221名
- ある程度知っている:145名
- ほとんど知らない:89名
- 全く知らない:34名
- 機能や使い方まで詳しく知っている:11名
基本的な認知がある層(「聞いたことはある程度」「ある程度知っている」)が73.2%を占め、AI機能への認知度は比較的高い水準にあります。
一方で、詳しい知識を持つユーザーは2.2%に留まっており、啓発の余地が大きいことが示唆されています。
スマートフォンでどのようなAI機能を使ってみたいですか?
- 写真の編集・加工機能:114名
- 音声通話のリアルタイム翻訳:108名
- インターネット検索の精度向上:99名
- 文章の要約・作成支援:87名
- 特に使いたい機能はない:33名
- スケジュール管理の最適化:30名
- アプリの使用傾向に基づく最適化:29名
視覚的コンテンツの編集・加工に対する需要が最も高く、SNSの普及による影響が考えられます。
リアルタイム翻訳への期待も高く、グローバルコミュニケーションのニーズが顕在化しています。
AI機能搭載により、どのような効果を期待しますか?
- 日常生活の効率化:209名
- 趣味やクリエイティブ活動の充実:124名
- 仕事の生産性向上:96名
- コミュニケーションの円滑化:53名
- 学習・自己啓発のサポート:18名
実用的な効果への期待が高く、特に日常生活での活用に対する期待が顕著です。
趣味・クリエイティブ活動への活用も期待されており、AIの活用範囲の広がりが示唆されています。
AI機能搭載スマートフォンの購入を検討する際、最も気になる点は?
- 端末価格:261名
- プライバシーへの影響:88名
- バッテリー消費への影響:73名
- 操作の複雑さ:46名
- 既存機能との違い:31名
- その他:1名
価格が最大の懸念事項となっており、格安SIMサービスとの組み合わせによる総所有コストの低減が重要な差別化要因となり得ます。
プライバシーへの懸念も無視できない水準であり、セキュリティ対策の明確な説明が必要です。
AI機能に対する不安や懸念はありますか?
- 個人情報の取り扱い:199名
- 誤作動や誤認識:77名
- 機能の使いこなし:76名
- 依存度が高まること:68名
- コストの増加:60名
- 特に不安はない:20名
個人情報の取り扱いが最大の懸念事項であり、プライバシーポリシーの明確化が重要です。
使いこなしへの不安も存在し、分かりやすい操作説明や段階的な機能導入が求められます。
AI機能は、あなたの生活にどの程度影響を与えると思いますか?
- ある程度変わると思う:310名
- あまり変わらないと思う:98名
- 大きく変わると思う:69名
- わからない:15名
- まったく変わらないと思う:8名
75.8%のユーザーが何らかの変化を期待しており、AI機能への期待度の高さが示されています。
具体的なユースケースの提示により、さらなる期待度の向上が見込めます。
まとめ
主な発見事項
- AI機能への基本的な認知度は高いものの、詳細な理解は限定的です。
- 視覚的コンテンツの編集や言語処理への期待が特に高く、実用的な価値が重視されています。
- 端末価格とプライバシーが主要な懸念事項となっています。
今後の課題
- AI機能の具体的な活用方法の啓発
- プライバシー保護施策の明確化
- 価格戦略の最適化
将来への展望
- AI機能の段階的な導入により、ユーザーの理解度と活用度を向上
- プライバシー保護と利便性のバランスを考慮したサービス設計
- 格安SIMサービスとの組み合わせによる、コストパフォーマンスの高い提案の実現
AI機能の認知度について、「聞いたことはある程度」(44.2%)と「ある程度知っている」(29.0%)を合わせると、7割以上のユーザーが基本的な認知を持っていることが判明しました。
最も期待されているAI機能は「写真の編集・加工機能」(22.8%)で、次いで「音声通話のリアルタイム翻訳」(21.6%)となっており、視覚的・言語的コミュニケーションの強化に対する需要が高いことが示されました。
AI機能による効果への期待では、「日常生活の効率化」が41.8%と最も高く、実用的な価値が重視されています。
一方で、AI機能搭載スマートフォンの購入検討時の懸念事項として、「端末価格」(52.2%)が最も高く、続いて「プライバシーへの影響」(17.6%)という結果となりました。
ロケホンではスマホ・格安SIM等の割引や最新情報に今後も注目し、正確で分かりやすい情報の更新に努めます。
※本アンケート結果を引用する際は、本下記のURLを出典元として記載してください。
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