~長期化する使用期間、価格重視の買い替え傾向が鮮明に~
株式会社IoTコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役:金野 太一)は、格安SIMやスマホの最新情報をお届けするメディア「ロケホン」にて、全国の20代から60代のスマートフォンユーザー500名を対象に、端末の使用期間や買い替え意識に関する調査を実施しました。
<アンケート結果>
調査結果:https://rokemoba.com/smartphone/smartphone-longtermuse/
集計期間:2025年1月08日~2025年1月13日
対象:インターネットアンケートの20代以下~60代以上の男女500人
◾スマートフォン長期利用の実態調査に関する回答者属性
- 女性:275名
- 男性:225名
- 20代以下:61名
- 30代:167名
- 40代:174名
- 50代:81名
- 60代以上:17名
女性が55%(275名)、男性が45%(225名)と、やや女性が多い結果となりました。
年齢層は30-40代が68%を占め、働き盛り世代の実態が反映されています。
◾現在使用しているスマートフォンの使用期間はどのくらいですか?
- 2年〜3年未満:119名
- 4年以上:111名
- 1年〜2年未満:104名
- 3年〜4年未満:84名
- 6ヶ月未満:43名
- 6ヶ月〜1年未満:39名
2年以上使用しているユーザーが62%を占め、4年以上の長期利用者も22%に達しています。
半年未満の新規購入は8%に留まりました。
2年以上の長期利用が一般的となり、4年以上使用する層も着実に増加しています。
◾スマートフォンの買い替えサイクルは、以前と比べて変化しましたか?
- 変わらない:219名
- やや長くなった:154名
- かなり長くなった:93名
- やや短くなった:32名
- かなり短くなった:2名
全体の49%が「長くなった」と回答し、「変わらない」が43%で続きます。短くなったとする回答は6%に留まりました。
買い替えサイクルの長期化が顕著であり、市場の成熟化を示唆しています。
◾スマートフォンの買い替え時期を決める最も大きな要因は何ですか?
- バッテリーの劣化:308名
- 動作の遅さ:66名
- 画面の破損・不具合:64名
- その他:22名
- 新機種への興味:21名
- 通信契約の更新タイミング:14名
- カメラ性能の陳腐化:5名
バッテリーの劣化が61%と圧倒的多数を占め、動作の遅さ(13%)、画面の不具合(12%)が続きます。
バッテリー性能が端末の使用期間を左右する最大の要因となっています。
◾次回スマートフォンを購入する際の予算は?
- 3万円未満:122名
- 5-8万円:118名
- 3-5万円:99名
- 8-10万円:82名
- 10-15万円:68名
- 15万円以上:11名
5万円未満が44%を占め、5-8万円が23%で続きます。8万円以上の高価格帯も32%存在します。
価格志向が強まる一方で、高価格帯にも一定のニーズが存在しています。
◾今後のスマートフォン購入において、買い替えを決断する最も重要な条件は何ですか?
- 端末で故障や破損が発生すること:163名
- 本体価格が希望額以下になること:138名
- 月々の支払いが現在以下になること:69名
- 大幅な値引きキャンペーンの実施:64名
- 画期的な新機能の搭載:34名
- 通信料金とのセット割引の充実:14名
- その他:12名
- 下取り価格が希望額以上になること:6名
現在使用している端末での故障や破損による買い替えが(32%)が最多で、希望価格での提供(27%)、月々の支払い条件(13%)が続きます。
実用的な必要性と価格条件が、買い替えの主要な判断基準となっています。
◾まとめ
今回の調査により、スマートフォン利用における3つの重要なトレンドが明らかになりました。
- 39%のユーザーが3年以上同じ端末を使用し、約半数が買い替えサイクルの長期化を実感している
- バッテリーの劣化が買い替えの最大の要因(61%)となっており、新機能よりも実用性を重視する傾向にある
- 次回購入予算は5万円未満が44%を占め、価格志向が強まっている
これらの結果は、スマートフォン市場が「所有から活用へ」とシフトしていることを示唆しています。
メーカーには長期利用を前提とした製品開発が、販売事業者には多様な価格帯でのサービス提供が求められる新たな局面を迎えていると言えます。
ロケホンではスマホ・格安SIM等の割引や最新情報に今後も注目し、正確で分かりやすい情報の更新に努めます。
※本アンケート結果を引用する際は、本下記のURLを出典元として記載してください。