テレワークや社外業務の増加に伴い、社員にスマホを支給する企業が増えています。
とはいえ、法人向けスマホの選び方や契約方法には意外と迷う点が多いのが実情です。
例えば、
「キャリアと格安SIMはどちらが法人利用に適しているのか?」
「何台から契約できるの?」
「コストはどれくらいかかるのか?」
…など、実際の導入となると判断に迷う要素が多くあります。
特に、法人契約専用のプランは情報が整理されておらず、比較がしにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、大手キャリア・格安SIMの比較を行い、法人スマホのおすすめプランや選び方のポイントを解説します。
「コストを抑えたい」「管理しやすくしたい」とお考えの方は、ぜひご参考に!

法人スマホとは?個人契約のスマホとの違いを解説

法人スマホとは、企業や団体が業務用として契約・運用するスマートフォンを指します。
個人契約のスマホと比べて、契約内容・料金体系・機能・サポート体制などに違いがあります。
法人スマホの特徴のひとつに、複数台の端末を一括で契約・管理できる点があります。
そのほかにも、社内の業務効率化やコストの最適化を後押しするさまざまな機能が備わっているのが特徴です。
法人スマホと個人契約のスマホの主な違いをまとめました。
項目 | 法人スマホ | 個人契約のスマホ |
---|
契約名義 | 会社名義で契約 | 個人名義で契約 |
契約方法 | 複数台を一括契約できる | 基本は1台ずつ契約 |
請求 | 一括請求・経費として処理 しやすい | 個別請求・業務利用の場合は 経費精算の手間がかかることも |
管理機能 | MDMなどで遠隔管理が可能 | 基本的に利用者に依拠 |
サポート体制 | 法人専用窓口・ 営業担当がつく場合あり | 店舗や一般窓口、 オンラインカスタマーサポート |
料金体系 | 利用状況に応じた割引プランや料金設計 | 定額・パッケージ型が多い |
見比べると、法人契約と個人契約では運用面や管理方法が異なることがわかります。
特に、個人契約のスマホを業務に活用する場合は、通信費の経費精算が発生することもあり、管理の手間がかかるケースもあります。
導入目的や運用体制によりますが、業務利用には法人スマホが最適なことが多いです。
法人スマホ=「端末+SIM」の組み合わせ
法人スマホと一口に言っても、実際には次の2つの要素で構成されています。
- スマートフォン端末本体(iPhone/Androidなどの機種)
- 法人向けSIMカード(キャリアまたは格安SIM/データ・通話プラン等)
この2つの組み合わせで、コスト・通信品質・管理のしやすさが大きく変わります。
たとえば、
・ハイスペック端末+大容量SIMプラン
⇒ フィールドワークや動画利用が多い業務向けに導入
・エントリーモデル端末+小容量SIMプラン
⇒ 社内連絡中心の業務向けにコスト重視で導入
といった例が挙げられます。
また、SIMと端末がセットになった法人パッケージ契約もあれば、端末は一括購入し、SIMだけを契約するような分離型の契約もあります。
法人スマホの導入にあたっては、端末とSIMの選び方や組み合わせ方がとても重要です。
法人スマホを導入するメリット

法人スマホを上手に活用すれば、コストや運用の手間を軽減し、よりスムーズな業務環境をつくることができます。
ここでは、法人スマホの代表的なメリットを4つご紹介します。
メリット① 通信コストを抑えやすい
法人スマホは、多くの場合、複数台の契約や長期利用に応じた割引プランがあります。
そのため、個人契約を社員ごとに行うよりも、トータルで通信費を抑えやすくなります。
さらに、格安SIMを活用した法人向けプランであれば、必要最低限の通信量に合わせてプランを柔軟に選べます。
コストを削減できる上、様々な利用状況に応じた選択肢があるのも嬉しい点です。
メリット② 端末や通信の一括管理ができる
法人契約では、複数のスマートフォンを一括で導入・管理できます。
したがって、原則一台ずつの契約に限られる個人契約と比べて、管理がしやすいです。
請求や契約内容も一括で確認・処理でき、経費処理や請求対応の手間も減ります。
また、MDMツール(モバイルデバイス管理ツール)の併用で、端末の設定やセキュリティ面の管理も社内で統一しやすくなります。「誰がどの端末を使っているか」を把握できるので、紛失・盗難時にも迅速に対応できます。
メリット③ 端末の利用環境を統一して管理しやすい
法人スマホは、業務専用として使うことを前提として支給されることになります。
そのため、プライベートのスマホとの使い分けがしやすくなります。
業務時間外の使用制限や、業務に不要なアプリのブロック等、端末の利用設定が簡単にできるのも特徴です。
メリット④ 法人向けのサポートを受けられる
法人契約では、法人専用のサポートや営業担当者のサポートが受けられます。
契約後のトラブルや端末の不具合等にも、迅速に対応してもらえることが多いです。
たとえば、「急に端末が必要になった」「プランの見直しをしたい」といった際にも、スムーズな対応が期待できます。
また、大量導入時の初期設定対応や、保守・交換サービスがついているプランもあり、導入から運用まで安心できます。
メリット⑤ テレワーク・外出先対応に強い
法人スマホにより、場所に関わらず業務にスムーズに対応できる環境も整えられます。
テレワーク中や外出中も、業務用アプリや通話・チャットツールにアクセスできます。
「会社への連絡手段が無く、業務を中断せざるを得ない」ということもなくなります。
また、モバイル通信が利用できるため、Wi-Fi環境がない場合も安定した通信が可能です。
営業職や現場対応の多い職種などでも、やり取りのタイムラグが減って全体の業務がスムーズに進みます。
キャリア vs 格安SIM|法人スマホはどちらを選ぶべき?

法人スマホを導入する際に多くの企業が悩むのが、大手キャリアにするか、格安SIM(MVNO)を選ぶかという点です。
それぞれに特徴があり、コスト・通信の安定性・サポート体制などが異なります。
実際には、導入する台数や利用目的に応じて、ある程度プランやサービスの選び方にはパターンがあります。そのため、ポイントを押さえれば、端末選びに迷うことも少なくなります。
このパートでは、キャリア契約と格安SIMの違いを具体的な観点で比較しながら、法人スマホの選び方をわかりやすく解説していきます。
通信品質・エリアの違い
通信の安定性は、法人スマホを選ぶうえで見逃せないポイントです。
特に、外出先やテレワークでの業務では、通信環境が業務の生産性を左右します。
今回は、通信品質を以下の2つの視点で比較してみます。
- 通信速度(ダウンロード・アップロード)
- 通信エリア(カバー率)
順番に見ていきましょう。
通信速度(ダウンロード・アップロード)
業務中のビデオ会議、資料ダウンロード、クラウド操作等は、通信速度が遅いと動作に支障が出る可能性があります。
以下は、主要キャリアと格安SIMの平均通信速度(実測値)を比較した表です。
キャリア / SIM | ダウンロード速度 | アップロード速度 | 応答速度 (短い方が良い) |
---|---|---|---|
NTTドコモ | 約162.58 Mbps | 約14.46 Mbps | 約45.08 ms |
au | 約132.78 Mbps | 約16.15 Mbps | 約40.63 ms |
ソフトバンク | 約107.85 Mbps | 約18.37 Mbps | 約38.69 ms |
楽天モバイル (キャリア) | 約165.01 Mbps | 約36.11 Mbps | 約50.20 ms |
楽天モバイル (格安SIM) | 約20.67 Mbps | 約15.01 Mbps | 約48.76 ms |
IIJmio | 約59.95 Mbps | 約11.1 Mbps | 約57.39 ms |
mineo | 約58.19 Mbps | 約12.93 Mbps | 約57.93 ms |
参考: https://minsoku.net/
※数値は参考値であり、時間帯やエリアによって変動します。
通信速度に関しては、大手キャリアが格安SIMと比べて高速で、より安定しています。
一方、格安SIMは、時間帯や利用状況によって速度が変動しやすい傾向があります。
通信通信の安定性が最優先となる職種ではキャリア回線の方が安心です。
通信エリア(カバー率)
エリアカバー率は、通信の安定性や利用可能範囲を示す指標です。
以下は、主要キャリアの4Gおよび5Gの人口カバー率をまとめた表です。
キャリア | 4G人口カバー率 | 5G人口カバー率(目標) |
---|
ドコモ | 99.9% | 2024年3月末までに90%以上 |
au | 99.9% | 2023年時点で90%達成 |
ソフトバンク | 99.9% | 2024年3月末までに95%以上達成予定 |
※格安SIMは大手キャリアの回線を借用しているため、基本的なエリアカバー率は同等。
都市部や主要エリアでは大手キャリア・格安SIMともに安定した通信が期待できます。
しかし、地方や山間部などでは大手キャリアの方がより広範なエリアをカバーしている傾向があります。
現在、各キャリアの5Gサービス対応エリアマップは、それぞれの公式HPで確認できます。
料金・コストの違い
続いて、料金・コスト面も法人スマホを導入する際に重視すべきポイントの1つです。
料金体系だけでなく、複数台契約時の割引や、契約期間・解約のしやすさといった条件面にも違いがあります。
≪料金傾向の違い≫
- キャリア: 一回線につき月額3,000~7,000円程度
- 格安SIM: 一回線につき月額1,000~2,000円台
月額料金は、主要キャリアに比べて格安SIMが安めです。
しかし、一部のキャリアでは法人専用プランや台数割引でお得に利用できることもあります。
また、キャリアの場合は、最低契約期間や縛りがあることが多いです。
従量課金制かつ、柔軟な契約形態を求める場合は、格安SIMの方が適しています。
以下は、主要キャリアと格安SIMの月額料金比較表です。
キャリア/SIM | 月額料金 (税込) | 通信品質 | エリアカバー | 契約の柔軟性 | サポート体制 |
---|
NTTドコモ | 4,000〜7,000円 | ◎ 非常に安定 | ◎ 全国広範囲 | △ 縛りあり・最低利用期間あり | ◎ 専用法人窓口あり |
au | 4,000〜6,000円 | ◎ 安定 | ◎ 全国広範囲 | △ 縛りあり | ◎ 専用法人窓口あり |
ソフトバンク | 4,500〜7,000円 | ◎ 安定 | ◎ 全国広範囲 | △ 縛りあり | ◎ 専用法人窓口あり |
楽天モバイル(キャリア) | 3,278円 (使い放題) | ◯ 混雑時にやや低下 | ◎ 全国広範囲 | ◯ 契約期間に制限なし | ◯ 問い合わせ対応あり |
楽天モバイル(格安SIM) | 990円〜(3GB) | △ 昼間などに低下 | ◎ キャリアと同等 | ◎ 契約自由・解約料なし | △ 限定的 |
IIJmio | 850円〜(2GB) | △ 昼間に低下傾向 | ◎ キャリアと同等 | ◎ 契約自由・解約料なし | 〇 オンライン中心 |
mineo | 880円〜(1GB) | △ 昼・夕方に低下傾向 | ◎ キャリアと同等 | ◎ 契約自由・解約料なし | 〇 オンライン中心 |
ロケットモバイル | 328円~(神プラン) | △ 昼・夕方に低下傾向 | ◎ キャリアと同等 | ◎ 契約自由・解約料なし | △オンラインのみ |
格安SIMはコストを抑えやすい一方で、業務に必要なサポートや通信品質とのバランスを考える必要があります。
端末とのセット割やレンタル端末の有無等、各社のサービス内容を上手に組み合わせて運用計画を立てることが重要です。
契約・管理のしやすさ
契約までの流れや管理方法は、法人スマホの運用に必要な確認事項です。
特に、複数台の端末やSIMを一括で契約・運用する際は、要チェックです。
申し込み方法の種類
SIMや端末を契約する際、申し込み方法は大きく分けて2種類あります。
キャリアは営業担当を通じた対面契約が主流ですが、格安SIMはWebからの申し込みで完結できるサービスが多いです。
契約時にスピードを重視する場合は、オンラインでの契約が便利です。
一括契約・一括請求の対応
端末を複数台導入する場合、契約や請求を一元化できるかどうかで管理の負担が変わります。
たとえば、個別契約では「各端末ごとに請求書が分かれる」「契約更新時期がバラバラになる」などの課題が発生しやすくなります。
法人契約であれば、一括での契約・請求管理に対応している場合が多いですが、プランを契約する際は、必ず確認しておきましょう。
端末管理ツールの有無
導入台数が多くなる場合、端末管理ツールの有無も確認しておくと安心です。
端末管理ツールがあれば、端末の設定を一括で行うことができます。
アプリの手動インストールや個別設定の作業負担が減り、管理の煩わしさが減ります。
キャリアではパッケージにこういったツールが含まれていることもあり、導入後の管理がスムーズです。
セキュリティ面
法人スマホは、社内外のやり取りや業務データの管理にも利用されることが多いです。
情報漏えいや不正アクセスを防ぐため、高いセキュリティレベルが求められます。
導入時には、以下のようなセキュリティサポートの導入も検討が必要です。
- ウイルス・不正サイト対策
- ネットワーク保護・通信の安全確保
- モバイルデバイス管理・リモート管理
法人向けSIMには、上記のようなセキュリティサービスが搭載されています。
業態に応じて柔軟にプランの組み合わせられるので、是非取り入れておきましょう。
キャリア・格安SIMの比較まとめ
ここまで紹介してきた項目を踏まえた、キャリアと格安SIMの比較表は以下の通りです。
項目 | キャリア | 格安SIM |
---|
通信速度・品質 | ◎ 安定・高速(混雑時も強い) | △ 時間帯により混雑・遅延あり |
通信エリア | ◎ 全国カバー | ◎ ※キャリア回線を使用 (品質はやや低下) |
料金・コスト | △ 月額高め (1台あたり3,000~) | ◎ 月額1,000円台からも可能 |
契約方法 | △ 対面・営業担当とのやり取りが中心 | ◎ Webで簡単申込・即日発送もあり |
請求管理 | ◎ 一括請求・法人向け管理機能あり | ◯ 事業者による(一部対応) |
端末セット | ◎ 最新スマホとのセット販売・レンタル対応あり | △ SIMのみ提供が基本 (端末は別途) |
モバイルデバイス管理・ セキュリティ | ◎ 標準搭載のプラン多数 | △ 外部ツールの導入が必要な 場合あり |
柔軟性 | △ 最低契約期間・縛りあり | ◎ 契約自由度が高い (縛りなしも多い) |
法人スマホの導入においては、通信品質やコスト・契約の自由度等、重視したいポイントを今一度しっかり確認して契約を行うことが重要です。
おすすめの法人スマホ10選|サービス一覧

ここでは、おすすめの法人スマホをキャリアと格安SIMに分けてご紹介しています。
各サービスの特徴やプラン内容を、自社の利用目的や導入規模に照らし合わせながら、導入を検討してみてください。
キャリアのおすすめ法人スマホ5選
キャリアが提供する法人スマホは、通信の安定性やサポート体制が充実しています。
動作の快適さやセキュリティの強度を求める場合は、キャリア契約がおすすめです。
ここでは、各キャリアが展開する法人スマホサービスの中から、ビジネス利用におすすめのプランをご紹介します。
ソフトバンク
ソフトバンクは、全国に広がる通信エリアと安定した高速通信が強みのキャリアです。
使い方に応じて選べるプランや、業務に役立つオプションサービスが豊富です。
≪ソフトバンクの法人向けプラン一覧≫
データ容量:無制限
月額料金:7,425円(税込)
音声通話料:20円/30秒
データ容量:1~3GB(変動制)
月額料金:3,278円(税込)~5,478円(税込)
音声通話料:20円/30秒
データ容量:4GB / 20GB
月額料金:1,078円(税込)/2,728円(税込)(1年利用時)
音声通話料:通話オプション料金を参照
データ容量:0GB(通話のみ)/ 100MB(+通話)
月額料金:1,078円(税込)/1,408円(税込)
音声通話料:プランに含まれる
データ容量:50GB
月額料金:5,280円(税込)
音声通話料:データ通信専用のためなし
データ容量:3GB
月額料金:990円(税込)(5年利用時)
音声通話料:データ通信専用のためなし
ソフトバンクは、様々な利用形態・利用目的に対応したプランが充実しています。
ただ、短期利用の場合は料金が割高になるプランもあるので、注意が必要です。
au

auは、安定した通信と手厚いサポート体制に定評のあるキャリアです。
業務用途に合わせたプランや、端末とセットで選べるサービスが充実しているのも特長です。
≪auの法人向けプラン一覧≫
データ容量:無制限
月額料金:7,458円(税込)(基本料金)
音声通話料:通話オプション料金を参照
データ容量:1GB / 3GB / 5GB
月額料金:2,398円(税込)/4,048円(税込)/5,698円(税込)(割引適用後)
音声通話料:22円/30秒
データ容量:30GB
月額料金:2,915円(税込)(割引適用後)
音声通話料:22円/30秒
データ容量:4GB
月額料金:1,265円(税込)(割引適用後)
音声通話料:22円/30秒
auでは法人向けに、「法人割プラス」「auスマートバリュー」「スマホスタート1年割」という3種類の割引サービスが用意されており、契約条件に応じて月額料金を抑えられるのも特長です。
複数回線を契約したり、固定通信とのセット利用を組み合わせる場合はお得です。
NTTドコモ
ドコモは、国内最大級の通信エリアと安定した品質が魅力のキャリアです。
法人向けにも幅広いプランやサービスが揃っており、全国規模での利用や、大企業などでも多く採用されています。
≪NTTドコモのの法人向けプラン一覧≫
データ容量:0.5GB / 3GB / 6GB / 9GB
月額料金:
550円(税込)(基本料金)/880円(税込)/1,540円(税込)/2,090円(税込)(割引適用後)
音声通話料:プランに含まれる
データ容量:1GB~無制限(変動制)
月額料金:2,178円(税込)~4,928円(税込)(割引適用後)
音声通話料:プランに含まれる
データ容量:1GB
月額料金:1,078円(税込)(1年利用時)
音声通話料:プランに含まれる(5分以内の音声通話無料)
データ容量:無制限
月額料金:4,950円(税込)(契約事務手数料別途)
音声通話料:データ通信専用のためなし
ドコモには法人向けの割引サービスとして「ビジネスメンバーズ割」「みんなドコモ割」「はじめてスマホ割」などが用意されています。
さらに、オフィス中心で働く方向けに、ホームルーターとスマホを組み合わせたセットプランもあります。利用シーンに応じた柔軟なサービス設計がされているのが特長です。
楽天モバイル
楽天モバイルは、シンプルで低コストな料金体系が特長のキャリアです。
法人向けの運用メリットを確保しつつも、まとまるのあるプラン内容が特徴です。
≪楽天モバイルの法人向けプラン一覧≫
データ容量:3GB(+1GB)/7GB(+1.5GB)/30GB(+1.5GB)
月額料金:1,078円(税込)/1,628円(税込)/2,618円(税込)
音声通話料:データ通信専用のためなし
データ容量:3GB(+1GB)/5GB(+1.5GB)/30GB(+1.5GB)/無制限(+1.5GB)
月額料金:2,178円(税込)/2,618円(税込)/3,058円(税込)/3,278円(税込)
音声通話料:プランに含まれる
楽天モバイルでは、海外ローミング用のデータ容量が標準で付属していたり、国内ではデータ無制限で使える点が大きな魅力です。
ただし、エリアによっては通信が混雑したり、接続が不安定になるケースもあるので注意が必要です。
ワイモバイル
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドでありながら、法人向けサービスも展開しているキャリアです。
ソフトバンクの回線を利用しているので、安定した通信を確保できるのが特徴です。
≪ワイモバイルのの法人向けプラン一覧≫
データ容量:4GB / 30GB / 35GB
月額料金:
1,408円(税込)(割引適用後)/3,058円(税込)(割引適用後)/4,158円(税込)(割引適用後)
音声通話料:22円/30秒
データ容量:7GB
月額料金:4,065円(税込)(契約事務手数料別途)(オプションなし)
音声通話料:データ通信専用のためなし
ワイモバイルは、オプションサービスが豊富で、自社に合ったプラン構成がしやすいです。
また、サポート体制も比較的手厚く、法人向けの窓口があるのも安心ポイントです。
ただし、料金設定はやや高めなので、コスト重視の企業は導入前によく確認しておきましょう。
格安SIMのおすすめ法人スマホ5選
格安SIMが提供する法人スマホは、コストパフォーマンスの高さや契約の柔軟さが魅力です。
通信速度やサポート体制はキャリアに劣る面もありますが、使い方や予算に応じて賢く運用したい企業におすすめの選択肢です。
ここでは、おすすめの格安SIMと、業務利用に適したプランをご紹介します。
ロケットモバイル
ロケットモバイルは、安さと柔軟さを武器にした、法人ニーズ特化の格安SIMサービスです。
個人利用から大規模法人まで対応可能な多彩なプランを揃え、業界最安クラスの価格帯と導入のしやすさで多くの企業に選ばれています。
≪ロケットモバイルの法人向けプラン一覧≫
データ容量:1GB / 2GB / 3GB・・・50GB/無制限(低速通信)
月額料金:438円(税込)/528円(税込)/594円(税込)・・・3,553円(税込)/328円(税込)
※データプランのみ提供
データ容量:1GB / 2GB / 3GB・・・20GB /無制限(低速通信)
データプラン月額料金:649円(税込)/759円(税込)/924円(税込)・・・4,345円(税込)/328円(税込)
通話プラン月額料金:765円(税込)/850円(税込)/985円(税込)・・・4,400円(税込)/490円(税込)
音声通話料:22円/30秒(通話プランの場合)
データ容量:1GB / 3GB / 5GB / 7GB / 20GB /無制限(低速通信)
データプラン月額料金:649円(税込)/924円(税込)/1,320円(税込)/1,947円(税込)/4,345円(税込)/328円(税込)
通話プラン月額料金:765円(税込)/985円(税込)/1,430円(税込)・・・4,400円(税込)/490円(税込)
音声通話料:22円/30秒(通話プランの場合)
データ容量:1GB / 15.2GB / 20GB / 25.2GB /無制限(低速通信)
データプラン月額料金:438円(税込)/869円(税込)/1,690円(税込)/4,510円(税込)/2,525円(税込)
通話プラン月額料金:627円(税込)/1,099円(税込)/1,760円(税込)/4,400円(税込)/2,948円(税込)/627円(税込)
音声通話料:22円/30秒(通話プランの場合)
データ容量:30GB / 50GB / 100GB / 300GB
月額料金:2,530円(税込)/2,750円(税込)/3,278円(税込)/5,478円(税込)
※通話不可
データ容量:50GB / 100GB / 1日あたり10GBまで
月額料金:2,178円(税込)/3,025円(税込)/4,378円(税込)
※通話不可
データ容量:10MB / 100MB / 500MB・・・300GB /無制限
月額料金:165円(税込)/328円(税込)/550円(税込)/40GB以降は要問合せ
固定IPアドレスオプション:695円(税込)
※データプランのみ提供
ロケットモバイルの大きな特徴は、低速・高速・大容量など多彩なプラン構成と、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4回線に対応している柔軟性です。
他にもあらゆる業種・業態の用途・コスト・回線に対応できるプランが用意されているうえ、一括管理に便利な専用管理コンソールも提供されています。
IIJmio(IIJmio Biz)

IIJmioは、信頼性と運用のしやすさに定評のある、法人利用に強い格安SIMサービスです。
日本初の商用インターネットプロバイダであるIIJが提供しており、安定した通信品質とセキュリティ面の強さが魅力です。
≪IIJmioの法人向けプラン一覧≫
データ容量:5GB / 10GB / 20GB / 40GB
月額料金:990円(税込)/1,500円(税込)/2,000円(税込)/3,310円(税込)
音声通話料:プランに含まれる
データ容量:5GB / 10GB / 20GB / 40GB
月額料金:970円(税込)/1,470円(税込)/1,980円(税込)/3,290円(税込)
音声通話料:SMS+データプランのためなし
データ容量:5GB / 10GB / 20GB / 40GB
月額料金:901円(税込)/1,400円(税込)/1,950円(税込)/3,260円(税込)
音声通話料:データ専用プランのためなし
IIJmioは、シンプルで分かりやすいプラン構成とリーズナブルな料金設定が魅力です。
SIMカードだけでなく端末とセットで購入できるプランもあるうえ、月額コストを抑えながらも翌月へのデータ繰り越しができる点も利便性の高いポイントです。
mineo
mineoは、リーズナブルな価格設定と独自の機能により、法人スマホの最適な運用を目指すことができる格安SIMサービスです。
テレビCMなどでも放映されており、格安SIMの中では比較的知名度が高く、導入のハードルが低いのも魅力です。
≪mineoの法人向けプラン一覧≫
データ容量:500MB / 3GB / 6GB / 10GB / 20GB / 30GB
月額料金(au・ドコモ):
770円 / 990円 / 1,738円 / 2,772円 / 4,378円 / 6,490円(全て税込)
月額料金(ソフトバンク):
869円 / 1,089円 / 1,837円 / 2,871円 / 4,477円 / 6,589円(全て税込)
音声通話料:データ専用プランのためなし
データ容量:500MB / 3GB / 6GB / 10GB / 20GB / 30GB
月額料金(au):1,441円 / 1,661円 / 2,409円 / 3,443円 / 5,049円 / 7,161円(全て税込)
月額料金(ドコモ):1,540円 / 1,760円 / 2,508円 / 3,542円 / 5,148円 / 7,260円(全て税込)
月額料金(ソフトバンク):1,925円 / 2,145円 / 2,893円 / 3,927円 / 5,533円 / 7,645円(全て税込)
音声通話料:22円/30秒
mineoは、残ったデータ容量の翌月繰り越しや、パケットシェアができる機能が付いています。
そのため、データ利用料超過分の追加料金支払いが生じにくく、文字通り「必要な分だけ」データ通信を行うことができます。
UQモバイル
UQモバイルは、auグループのサブブランドとして提供されている格安SIMサービスです。
格安SIMながら、高品質で安定した通信と手厚いサポートが魅力です。
≪UQモバイルの法人向けプラン一覧≫
データ容量:4GB
月額料金:2,365円(税込)(翌月からは1,078円(税込))
音声通話料:22円/30秒
データ容量:1GB~15GB(変動制)
月額料金:3,465円(税込)(翌月からは990円(税込)~2,178円(税込))
音声通話料:22円/30秒
データ容量:33GB
月額料金:3,278円(税込)
音声通話料:プランに含まれる
UQモバイルの各プランは、au PAY カードでの支払い割引やセット割引を適用すると、かなり基本料金を抑えることができます。
さらに、トクトクプランでは月のデータ利用料が1GB以下の場合、1,188円(税込)の割引が適用されるため、無駄な費用の削減をすることができます。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、多様な業種や利用目的にフィットするプランを用意している格安SIMサービスでデータ容量はもちろん、固定IPオプション等も利用用途に合わせて選ぶことができます。
≪BIGLOBEモバイルの法人向けプラン一覧≫
データ容量:3GB/6GB/12GB/20GB/30GB
月額料金:770円/1,375円/2,750円/4,730円/7,205円(税込)
音声通話料:データ専用プランのためなし
データ容量:3GB/6GB/12GB/20GB/30GB
月額料金:902円/1,507円/2,882円/4,862円/7,337円(税込)
音声通話料:データ専用プランのためなし
データ容量:1GB/3GB/6GB/12GB/20GB/30GB
月額料金:858円/1,100円/1,650円/3,520円/5,500円/8,272円(税込)
音声通話料:22円/30円
BIGLOBEモバイルでは、導入前にデータSIMや端末を7日間無料で試すことができるサービスを提供しています。
接続環境や通信の安定性、通信速度など、導入前の確認から導入後のサポートまで、安心して利用できる格安SIMサービスです。
まとめ
法人スマホは、社内のコミュニケーションや業務を支える便利なツールです。
その良さを最大限に発揮するためにも、自社の使い方や規模に合ったサービスやプランをしっかりと比較して選ぶことが大切です。
法人スマホの導入を検討している方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。