デュアルSIMのスマホ最強のおすすめ組み合わせ!メリットとデメリットも解説

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デュアルSIMの最強組み合わせ メリットとデメリットも紹介

スマホ代を節約したい人から、仕事や旅行で安定した通信を求める人まで、デュアルSIMにはさまざまな使い方があります。

メイン回線とサブ回線の組み合わせは全部で100通り以上存在し、その中から最適なプランを選ぶのは難しいです。

デュアルSIMのおすすめの組み合わせは、あなたの使用目的によって変わります。

本記事ではメイン9社 × サブ16社=計144通りの組み合わせを調査し、特に実用性の高い7つを厳選して最強のデュアルSIM活用法を紹介します。

デュアルSIMの概要
デュアルSIMの調査データ(2025年10月現在)
  • 調査方法:各社公式サイトを確認(デュアルSIM対応の機種は各社公式サイトで確認)
  • クラウドワークス上で男女248名を対象にアンケートを実施(2025年8月)
  • 楽天モバイル×povo2.0:通話無料+必要な時だけデータ追加可能
  • 楽天モバイル×LINEMO:通話無料+LINE使い放題
  • 楽天モバイル×mineo:通話無料+中速でデータ無制限
  • povo2.0×HISモバイル:月額280円で月額料金の節約が可能
  • ahamo×povo2.0:月額料金を抑えながら海外利用もカバーできる
  • LINEMO×IIJmio:コストと利便性を両立可能
  • ahamo×mineo:大容量データと無制限利用の安心感を両立できる

今後情報に変更が生じる可能性があるため、掲載情報は定期的に調査予定です。

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目次

デュアルSIMの組み合わせ一覧表

デュアルSIMの組み合わせ一覧表

ロケホン編集部では、デュアルSIMの組み合わせ144通りについてアンケートを実施しました。

メイン回線

主に通話やメインの通信に使う回線で、楽天モバイルやauなどの大手キャリア(MNO)を選択することが多い

サブ回線

データ通信や補助的に利用する回線で、IIJmioやmineoなど格安SIM(MVNO)を選択することが多い

デュアルSIMの参考組み合わせ
メイン回線サブ回線
楽天モバイルpovo
楽天モバイルLINEMO
楽天モバイルahamo
楽天モバイルUQモバイル
楽天モバイルワイモバイル
楽天モバイルmineo
楽天モバイルIIJmio
楽天モバイルHISモバイル
楽天モバイルリンクスメイト
楽天モバイルBIGLOBEモバイル
楽天モバイル日本通信SIM
楽天モバイルLIBMO
楽天モバイルイオンモバイル
楽天モバイルNUROモバイル
楽天モバイルQTモバイル
楽天モバイルDTI SIM
楽天モバイルy.u mobile
楽天モバイルロケットモバイル
楽天モバイルBIC SIM
楽天モバイルトーンモバイル
楽天モバイルNifMo
楽天モバイルエキサイトモバイル
楽天モバイルb-mobile
楽天モバイルLINEモバイル
楽天モバイルOCNモバイルONE
楽天モバイルJ:COMモバイル 
楽天モバイルメルカリモバイル
aupovo
auLINEMO
auahamo 
auUQモバイル
auワイモバイル
aumineo
auIIJmio
auHISモバイル
auリンクスメイト
auBIGLOBEモバイル
au日本通信SIM
auLIBMO
auイオンモバイル
auNUROモバイル
auQTモバイル
auDTI SIM
auy.u mobile
auロケットモバイル
auBIC SIM
auトーンモバイル
auNifMo
auエキサイトモバイル
aub-mobile
auLINEモバイル
auOCNモバイルONE
auJ:COMモバイル 
auメルカリモバイル
ソフトバンクpovo
ソフトバンクLINEMO
ソフトバンクahamo 
ソフトバンクUQモバイル
ソフトバンクワイモバイル
ソフトバンクmineo
ソフトバンクIIJmio
ソフトバンクHISモバイル
ソフトバンクリンクスメイト
ソフトバンクBIGLOBEモバイル
ソフトバンク日本通信SIM
ソフトバンクLIBMO
ソフトバンクイオンモバイル
ソフトバンクNUROモバイル
ソフトバンクQTモバイル
ソフトバンクDTI SIM
ソフトバンクy.u mobile
ソフトバンクロケットモバイル
ソフトバンクBIC SIM
ソフトバンクトーンモバイル
ソフトバンクNifMo
ソフトバンクエキサイトモバイル
ソフトバンクb-mobile
ソフトバンクLINEモバイル
ソフトバンクOCNモバイルONE
ソフトバンクJ:COMモバイル 
ソフトバンクメルカリモバイル
ドコモpovo
ドコモLINEMO
ドコモahamo
ドコモUQモバイル
ドコモワイモバイル
ドコモmineo
ドコモIIJmio
ドコモHISモバイル
ドコモリンクスメイト
ドコモBIGLOBEモバイル
ドコモ日本通信SIM
ドコモLIBMO
ドコモイオンモバイル
ドコモNUROモバイル
ドコモQTモバイル
ドコモDTI SIM
ドコモy.u mobile
ドコモロケットモバイル
ドコモBIC SIM
ドコモトーンモバイル
ドコモNifMo
ドコモエキサイトモバイル
ドコモb-mobile
ドコモLINEモバイル
ドコモOCNモバイルONE
ドコモJ:COMモバイル 
ドコモメルカリモバイル

デュアルSIMを利用しているか聞いたところ「デュアルSIMを利用している」と回答した人は49.2%、「今後デュアルSIMを始める予定」と回答した人は15.3%でした。

6割以上の人がデュアルSIMに関心を持っていることがわかります。

デュアルSIMの主回線

デュアルSIMの主回線について聞いたところ、「楽天モバイル」が最多の24.2%、次いで「ドコモ」が20.6%でした。

キャンペーンが充実している楽天モバイルの利用者が多いことがわかります。

ドコモは通信回線が安定しており、回線が混雑する時間帯や駅、ビルの密集地など電波が届きにくい場所でも比較的繋がりやすいのが人気の秘密かもしれません。

デュアルSIMのサブ回線

デュアルSIMのサブ回線で最多は「povo」で25.4%の人が利用もしくは利用予定だと回答しました。

povoは基本料金0円で、必要なデータ容量をトッピングとして都度購入できます。

通話オプションのトッピングも購入できるため、主回線を補完する役割として使いやすいことが人気の理由だと考えられます。

もっとも多いデュアルSIMの組み合わせは主回線が楽天モバイル、サブ回線がpovoで7.26%でした。

デュアルSIMの主な使い分け

デュアルSIMの使い分けについて聞いたところ、「音声通話や受電は主回線、データ通信はサブ回線で使い分けたい/使い分けている」と回答した人が最多の41.1%でした。

次いで多かったのは、「通信障害や混雑時のバックアップ用として備えている」の34.7%です。

主回線とサブ回線で明確に役割を変えたり、万が一に備えたりできるのが、デュアルSIM運用の大きなメリットといえます。

>>アンケート結果はこちら

【結論】デュアルSIMにおすすめの最強組み合わせ7選

デュアルSIMにおすすめの最強組み合わせ7選

デュアルSIMにおすすめの最強組み合わせ7選は、以下のとおりです。

デュアルSIMを活用すると、料金・容量・機能のバランスを最適化できます。

通話無料とデータ特典の組み合わせや、海外利用・無制限プランとの併用など、ニーズに合わせて柔軟に選べるのが魅力です。

楽天モバイル×povo2.0|月額968円〜で通話無料+必要時だけデータ追加

楽天モバイル×povo2.0|月額968円で通話無料+必要時だけデータ追加

楽天モバイルを毎月3GBまでに抑えて電話専用としてRakuten Linkを利用して月額968円(税込)、povo2.0の基本料0円(必要に応じて追加)を組み合わせて合計968円(税込)で利用可能です。

キャリア月額
楽天モバイル968円~
povo2.00円~
合計968円~
※価格は全て税込

楽天モバイルとpovo2.0を組み合わせることで、通話を重視しつつ月額コストを大幅に抑えられます

メイン回線は、Rakuten Link経由の通話で国内通話が無料になる楽天モバイル。

サブ回線は基本料金0円で維持でき、必要なときにだけデータトッピングを購入できる柔軟な仕組みを採用しているpovo2.0を設定します。

普段はWi-Fiを中心に利用し、外出先でデータが必要なときだけpovoで購入するスタイルに適しており、無駄のないデュアルSIM運用を実現できます。

楽天モバイル×LINEMO|月額1,958円で3GB+通話無料+LINE使い放題

楽天モバイル×LINEMO|月額1,958円で3GB+通話無料+LINE使い放題

楽天モバイルとLINEMOを組み合わせることで、月額1,958円(税込)という低価格で3GBのデータ通信に加え、通話無料とLINEアプリが使い放題です。

キャリア月額
楽天モバイル968円~
LINEMO990円~
合計1,958円~
※価格は全て税込

楽天モバイルは3GBまでのデータ利用量かつ家族割を適用すれば、最安の968円(税込)から利用可能。

LINEMOはLINEアプリでのトークや通話の際のデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」があります。

普段のテキストコミュニケーションは、サブ回線のLINEMOでLINEを使用しギガを節約。

通話するときは楽天モバイルに切り替えるとコストを抑えながら通信と通話をカバーできるため、特に学生やライトユーザーにおすすめです。

楽天モバイル×mineo|月額1,218円で通話無料+データ無制限(中速)

楽天モバイル×mineo|月額1,218円で通話無料+データ無制限(中速)

楽天モバイルを毎月3GBまでに抑えて電話専用としてRakuten Linkを利用して月額968円(税込)、mineoのマイそくスーパーライトで250円(税込)を組み合わせて合計1,218円(税込)と破格の値段です。

キャリア月額料金
楽天モバイル968円
mineo250円
合計1,218円
※価格は全て税込

楽天モバイルは格安料金でありながら、プラチナバンドを獲得し自社の基地局を保有しているので、格安SIMより通信速度が速いです。

mineoは低速モードながら無制限のマイそくスーパーライトプランを選びましょう。

基本的にWi-Fiに接続して利用し、Wi-Fiがない環境で楽天モバイルを利用すれば比較的快適にインターネットを利用できます。

povo2.0×HISモバイル|月額280円の超節約プラン

povo2.0×HISモバイル|月額280円の超節約プラン

povo2.0とHISモバイルを組み合わせると、月額280円(税込)という超低価格でスマホを所持できます。

キャリア月額
povo2.00円~
HISモバイル280円~
合計280円~
※価格は全て税込

povo2.0は基本料金0円で維持でき、必要なときだけトッピングでデータを追加可能です。

HISモバイルの「自由自在2.0プラン」なら、100MBを含むプランが月額280円(税込)から利用できます。

とことんスマホ代を安く抑えるなら、povo2.0とHISモバイルの組み合わせが当記事で紹介しているデュアルSIMのなかで最安です。

ahamo×povo2.0|月額2,970円で海外利用もカバー

ahamo×povo2.0|月額2,970円で海外利用もカバー

ahamoとpovo2.0を組み合わせれば、月額2,970円(税込)でメイン回線を安心して利用できるうえ、海外でも追加料金なしでデータ通信が可能です。

キャリア月額
ahamo2,970円~
povo2.00円~
合計2,970円~
※価格は全て税込

ahamoは30GBの大容量と海外利用の強さが特徴で、出張や旅行にも適しています。

povo2.0は基本料0円で維持できるため、サブ回線として非常に相性が良いです。

必要に応じてデータトッピングを購入すれば、通信環境を柔軟に調整できます。

LINEMO×IIJmio|月額1,840円でバランス重視

LINEMO×IIJmio|月額1,840円でバランス重視

LINEMOとIIJmioを組み合わせることで、月額1,840円(税込)という手頃な料金で合計5GBのデータを確保できます。

キャリア月額
LINEMO990円~
IIJmio850円~
合計1,840円~
※価格は全て税込

LINEMOはLINEアプリがデータ消費ゼロで利用できるため、日常的な連絡を安心して行えます。

IIJmioはeSIMを利用でき、2GBの追加データを低価格で補えるのが強み。

メイン回線で安定した通信を確保しつつ、サブ回線で柔軟に使えるため、コストと利便性を両立したい人におすすめのバランス型プランです。

ahamo×mineo|月額3,220円で大容量+無制限の安心プラン

ahamo×mineo|月額3,220円で大容量+無制限の安心プラン

ahamoとmineoを組み合わせれば、月額3,220円(税込)で30GBの大容量データと無制限利用の安心感を両立できます。

キャリア月額
ahamo2,970円~
mineo250円~
合計3,220円~
※価格は全て税込

ahamoはメイン回線として高速通信と海外対応が充実しており、日常から旅行まで幅広く活躍します。

mineoの「マイそくスーパーライト」は速度制限があるものの、データ消費を気にせず常時利用できる点が魅力です。

サブ回線でLINEやメールなど軽い用途をカバーすれば、通信切れの心配が減ります。

コストを抑えながら大容量と無制限の両方を確保できる実用性の高いプランです。

【目的別】あなたに最適なデュアルSIM組み合わせの選び方

【目的別】あなたに最適なデュアルSIM組み合わせの選び方

目的別の最適なデュアルSIM組み合わせは、以下のとおりです。

利用目的によって最適なデュアルSIMの組み合わせは変わります。

月額料金を抑えたい人には低価格維持が可能な組み合わせ、通話重視の人にはかけ放題や無料通話を活用できるプランがおすすめです。

海外利用や業務と私用の切り分け、万一の通信障害対策まで、多様なニーズに応えられるのがデュアルSIMの大きな強みです。

とにかく安く使いたい人|povo2.0×HISモバイル

キャリア月額
povo2.00円~
HISモバイル280円~
合計280円~
※価格は全て税込

povo2.0とHISモバイルを組み合わせれば、月額280円(税込)からスマホを維持でき、とにかく安く使いたい人におすすめです。

povo2.0は基本料金0円で維持でき、必要なときだけトッピングを追加購入すればよいため、無駄な固定費が発生しません。

HISモバイルの100MBプランは月額290円(税込)と格安で、最低限のデータ通信を確保できます。

普段はWi-Fi中心で通信費を抑えたい人や、サブ回線として番号を維持したい人にも向いている組み合わせです。

通話をよく使う人|楽天モバイル×データ専用SIM

キャリア月額
楽天モバイル968円~
データ専用SIM
(例:povo2.0)
0円~
合計968円~
※価格は全て税込

楽天モバイルとデータ専用SIMの組み合わせは、通話をよく使う人におすすめです。

楽天モバイルは「Rakuten Link」アプリを利用すれば国内通話が無料で、追加料金を気にせず安心して通話できます。

サブ回線として低価格のデータ専用SIMを組み合わせることで、通信の安定性や容量を補うことが可能です。

例えば、サブ回線としてpovo2.0を選ぶと、基本料が0円のため、月額968円(税込)から通話し放題のプランを使用できます。

電話を頻繁に利用しつつ、データ通信もコストを抑えて確保したい人に適したプランです。

海外出張旅行が多い人|ahamo×povo2.0

 キャリア月額
ahamo2,970円~
povo2.00円~
合計2,970円~
※価格は全て税込

ahamoとpovo2.0の組み合わせは、海外出張や旅行が多い人におすすめです。

ahamoは月額2,970円(税込)で30GBを利用でき、海外91か国で追加料金なしのデータ通信が可能です。

最大2週間、渡航先でも安心してスマホを使えます。

povo2.0は基本料金0円で維持でき、必要なときにだけデータトッピングを追加できる柔軟さが魅力です。

国内外のどちらでも安定して使いたい人に適したプランです。

仕事とプライベートを分けたい人|音声SIM×音声SIM

キャリア月額
音声SIM
(例:楽天モバイル)
968円~
音声SIM
(例:LINEMO)
990円~
合計1,958円~
※価格は全て税込
※組み合わせは一例です

仕事とプライベートを分けたい人には、音声SIMを2枚運用する方法がおすすめです。

1台のスマホで2つの電話番号を使い分けられるため、連絡先を分けて管理しやすくなります。

例えば、楽天モバイルとLINEMOを組み合わせれば、月額1,958円(税込)から2つの電話番号を持つことができ、仕事とプライベートを明確に分けたい人におすすめです。

低コストで番号を分けられるうえ、通話とデータ通信のバランスも良いため、ビジネスと日常を効率的に使い分けたい人に適した組み合わせです。

通信障害に備えたい人|異なるキャリア回線の組み合わせ

キャリア月額
楽天モバイル968円~
ahamo2,970円~
合計3,938円~
※価格は全て税込
※組み合わせは一例です

通信障害に備えたい人には、異なるキャリア回線を組み合わせたデュアルSIM運用がおすすめです。

万一、メイン回線で大規模な障害が発生しても、サブ回線を別キャリアにしておけば通信手段を確保できます。

例えば、ドコモ回線とソフトバンク回線、あるいは楽天モバイル回線を併用することで、リスク分散が可能です。

特に仕事で常に連絡手段を確保したい人や、災害時の備えを重視する人に適した安心度の高い使い方です。

そもそもデュアルSIMとは?【初心者必見】

スマホのデュアルSIMとは? 1台のスマホにSIMカードを2枚挿入して2台持ちの様に使うことできる機能!

デュアルSIMについて、以下を解説します。

デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを設定できる仕組みのことです。

2つの回線を同時に持てるため、料金や用途に応じて柔軟に使い分けられるのが特徴です。

デュアルSIMを理解することで、スマホ代の節約や利便性の向上につながります。

デュアルSIMの種類

デュアルSIMの種類

デュアルSIMには種類が4つあります。それぞれの特徴を紹介します。

特徴
DSDS【デュアルSIMシングルスタンバイ】
2つのSIMを挿入することはできるが、同時に2つのSIMを起動することはできない
SIMカードは手動で切り替えが必要
DSDS【デュアルSIMデュアルスタンバイ】
片方のみ4G回線(もう片方は3G)の利用が可能
2つのSIMカードの電話番号で同時に着信が可能片方で電話をしながら、もう1つのSIMカードで同時にネットや電話をすることはできない
自動でSIMカードの切り替えが可能
DSDV【デュアルSIMデュアルVoLTE】
どちらのSIMカードでも電話を同時に着信することができる
どちらのSIMカードも4G回線での利用が可能
片方で電話をしながら、もう1つのSIMカードで同時にネットや電話をすることはできない
自動でSIMカードの切り替えが可能。
DSDA【デュアルSIMデュアルアクティブ】
2枚のSIMカードを同時に使うことができる
電話を同時に受けたり、同時に4G回線でデータ通信を行うことも可能
格安SIMを組み合わせて使うことでお得に使うことができる
自動でSIMカードの切り替えが可能。

デュアルSIMには上記の4種類があります。

DSSSは手動でSIMカードを切り替える必要があるので、もう1つのSIMカードに電話がかかってきたとしても、もう1つのSIMカードを設定している場合通知はきません。

その点。DSSS以降のSIMカード(DSDS/DSDV/DSDA)であれば、自動でSIMカードの切り替えを行ってくれるので、すぐに電話に出ることができます。

デュアルSIMを利用するのであればDSDS以降が間違いなくオススメです。

eSIMとは?

SIMカードには自分自身で挿入するmicroSIMやnanoSIMなどの小さいカードのようなものの他に、端末の内部にあらかじめ組み込まれたeSIMというものがあります。

eSIM+SIMカードの場合には、もう1枚のSIMカードをスマホに挿入して利用します。

DSSSでeSIM側かSIMカード側を切り替える場合には、設定で接続先を変更することで任意のSIM側を利用可能です。

デュアルSIMでできること活用シーン

デュアルSIMを活用すれば、1台のスマホで複数の用途を効率的にカバーできます。

代表的なのは「仕事用とプライベート用で電話番号を分けられる」点で、連絡先の管理がしやすくオンオフの切り替えも明確になります。

国内用と海外用のSIMを入れ替える必要がなく、海外旅行や出張時にスムーズに通信できるのも利点です。

異なるキャリア回線を併用すれば通信障害や圏外時のリスク分散にも役立ちます。

コストを抑えたい人なら、通話は無料通話があるSIM、データは格安プランのSIMといった使い分けも可能です。

今回紹介した組み合わせ以外のSIMでもデュアルSIMは利用できるため、自分の利用スタイルに合わせて自由に選べるのも魅力です。

デュアルSIMを使うメリットとデメリット

デュアルSIMを使うメリットとデメリット

電話番号を2つ利用する場合には通常2台契約する必要がありますが、維持費がかかってしまうだけでなく利便性も悪いと感じるかもしれません。

デュアルSIMを利用すれば1つの端末で2つの電話番号を持てるだけでなく、各社の通話プランやデータ通信プランをうまく組み合わせて格安で利用することが可能です。

050などのIP電話を利用して2つ以上の電話番号を利用している方も多いとは思います。

しかし、データ通信回線を利用したIP電話は通話品質が悪く、混雑状況によって繋がりにくいこともあるのであまりオススメではありません。

その点、デュアルSIMであればそういったデメリットもなく快適に使い分けができるようになります。

デュアルSIMにはその他にも以下のようなメリットがあります。併せて、デュアルSIMのデメリットについても見ていきましょう。

デュアルSIMを使うメリット

デュアルSIMを利用するメリットは、以下のとおりです。

  • 月額料金の大幅節約が可能
  • ビジネス用とプライベート用で使い分けができる
  • 海外に行く際に渡航先のSIMカードを利用できる
  • 通信障害時のリスクを分散できる

月額料金の大幅節約が可能

SIMカードを利用する最大のメリットは通信費を抑えて利用できるということです。

2つあるSIMを1つは電話専用のお得なプランがあるキャリアを選んで、もう1つのSIMはデータ通信専用のお得なプランがあるキャリアを選ぶ方法がオススメです。

それぞれ自分に合ったキャリアを選びさえすれば、2つの長所をかけ合わせた最強の組み合わせを作ることが可能です。

もっともデュアルSIMを利用するのにオススメの組み合わせは、楽天モバイルとmineoの組み合わせです。

楽天モバイルはRakuten 最強プランを利用すれば3GBまでであれば1,078円で月額料金を抑えることができます。

ただ楽天モバイルを利用する目的はデータ通信ではなく通話専用です。

データ容量月額料金
〜3GB1,078円
〜20GB2,178円
無制限3,278円
※価格は全て税込

楽天モバイルはRakuten Linkという専用のアプリを使って電話を行えば無料で通話をかけ放題になります。

ただし、海外から海外の発信で相手がRakuten Link以外の場合は通話料が国・地域別従量課金となります。

また、iOS利用時については、海外から海外への発信に加えて海外で着信する場合も国・地域別従量課金となりますのでご注意ください。

デュアルSIMを利用する場合に片方を楽天モバイルのRakuten Linkで通話無料にするというのは、デュアルSIMを行う上での定石です。

そしてデータ通信専用のキャリアのオススメは、mineoのマイそくを利用すると無制限でデータ通信を行えます。

コース月額料金
スタンダード (1.5Mbps)990円
プレミアム (3Mbps)2,200円
ライト (300kbps)660円
スーパーライト (32kbps)250円
※価格は全て税込
※平日昼間通信速度は全て32kbps

4つのプランがありますが、共通している点は平日の12時〜13時は通信制限がかかってしまうということです。

しかし、その時間以外はデータ通信量は無制限(3日間で10GBを越えた場合は制限)で使用することができます。

つまり楽天モバイルとmineoを組み合わせてデュアルSIMを行うと、以下のような金額で通話とデータ通信が無料でし放題になります。

キャリア月額料金
楽天モバイル968円
mineo250円
合計1,218円
※価格は全て税込

月額わずか1,218円(税込)でデュアルSIMを利用することができるのでかなりお得です。

2025年10月現在、利用できるキャンペーンを「mineoキャンペーン」で紹介していますので、お得に利用を開始してくださいね。

ビジネス用とプライベート用で使い分けができる

SIMカードを2枚利用するデュアルSIMのメリットとして仕事用と個人用を切り分けられるというものがあります。

2つスマホを持っていると仕事用のスマホを忘れてしまったり、個人用のスマホをなくしてしまったりといろいろと不便ですよね?

デュアルSIMを利用してしまえば、電話番号が2つになるのでそれぞれ仕事用と個人用で切り分けて使用することができるので便利です。

海外に行く際に渡航先のSIMカードを利用できる

海外に行く機会の多い方にとって、デュアルSIMはとても便利な機能です。

海外でスマホを利用する場合には国際ローミングを申込み使用することになりますが、場合によっては通信費が高額になってしまうこともあります。

デュアルSIMであれば、普段使いのSIMはそのままにしておいて海外でプリペイド式のSIMカードを購入すれば、そのまま使用することができるのでわずらわしさを感じる必要がありません。

通信障害時のリスクを分散できる

デュアルSIMを利用する大きなメリットのひとつが、通信障害時のリスク分散です。

片方の回線がダメになっても、もう片方の回線が使えるので、通信障害が起きても端末を変えずに利用を続けられます。

特にビジネス用途や災害時など、常に連絡手段を確保しておきたい人にとっては大きな安心材料となります。

異なるキャリア回線を組み合わせておけば、万一の障害発生時でも安定した通信環境を維持できる点が魅力です。

デュアルSIMを使うデメリット

デュアルSIMを利用するデメリットは、以下の4つです。

  • AndroidはSDカードのスロットが使えなくなる
  • eSIMは機種変更が面倒
  • バッテリー消費が早くなる
  • 設定や管理が少し複雑

AndroidはSDカードのスロットが使えなくなる

デュアルSIM対応のスマホは片方にnanoSIMカードを挿入、そしてもう1つのSIMトレイにはnanoSIMカードかSDカードを挿入することができる機種がほとんどです。

そのためデュアルSIMを利用するとSDカードにデータを保存できなくなってしまうので困ってしまうことがあります。

スマホによっては2つのSIMカードスロットとは別にSDカード専用のスロットが付いている場合もあるので、ストレージが不安だという方はそういった機種を選ぶようにしましょう。

iPhoneでデュアルSIMを利用する場合でも64GBなどではなく256GB以上の容量の端末を選ぶことが大切です。

eSIMは機種変更が面倒

片方にeSIMを利用した場合には機種変更が面倒になってしまうというデメリットがあります。

eSIMは端末内部にあるため、機種変更をするときにはeSIMの発行手続きをオンライン上で行う必要があるからです。

また別途手数料もかかってしまうことになるので、機種変更をよく行う方はあまりオススメではありません。

バッテリー消費が早くなる

デュアルSIMを行うとバッテリーの消費が早くなってしまうことがあります。

機種によって異なりますが、Android OSなどに搭載されている機能で、セルフスタンバイというものがあります。

受信感度が悪かったり、回線が切断された場合に電波を探して頻繁に接続を試みようとするため、通常時よりも多くのバッテリーを消費してしまうことになります。

これを防ぐためには少しでも大きいバッテリー容量のものを選ぶか、モバイルバッテリーなどを併用するようにしましょう。

設定や管理が少し複雑

デュアルSIMは便利な反面、運用面でやや煩雑さがあります。

複数の料金プランを使用するので把握しなければいけないうえ、どの回線を通話やデータ通信に優先するかを設定する必要があります。

慣れるまでは管理に手間がかかることもあるため、初心者には少し難しく感じられる点がデメリットです。

契約しているキャリアごとにアプリや管理方法が異なる場合があり、統一的に操作できないこともあります。

使い方によっては請求内容が分かりにくくなるため、定期的に利用状況を確認することが大切です。

デュアルSIMの使い方と注意点

デュアルSIMは上手な使い方をすれば毎月の通信費の節約だけでなく、仕事とプライベートのスマホを1台で分けることが可能です。

また、海外旅行に行った場合にも国際ローミングを行わなくても現地でプリペイド式のSIMを購入すればそのまま使用できるなどメリットがたくさんあります。

しかし、デュアルSIMを利用する上で知っておかなけれならない注意点もあるのでこの機会にしっかりと把握しておきましょう。

デュアルSIMを利用する上で注意すべきポイントは以下の2つです。

3G対応のスマホが必要かどうか

デュアルSIMの種類でDSDSだった場合には片方の通信は3Gとなってしまうので、使用するスマホが3Gに対応しているかどうかは注意しましょう。

特徴
DSDS【デュアルSIMシングルスタンバイ】
2つのSIMを挿入することはできるが、同時に2つのSIMを起動することはできない
SIMカードは手動で切り替えが必要
DSDS【デュアルSIMデュアルスタンバイ】
片方のみ4G回線(もう片方は3G)の利用が可能
2つのSIMカードの電話番号で同時に着信が可能片方で電話をしながら、もう1つのSIMカードで同時にネットや電話をすることはできない
自動でSIMカードの切り替えが可能
DSDV【デュアルSIMデュアルVoLTE】
どちらのSIMカードでも電話を同時に着信することができる
どちらのSIMカードも4G回線での利用が可能
片方で電話をしながら、もう1つのSIMカードで同時にネットや電話をすることはできない
自動でSIMカードの切り替えが可能。
DSDA【デュアルSIMデュアルアクティブ】
2枚のSIMカードを同時に使うことができる
電話を同時に受けたり、同時に4G回線でデータ通信を行うことも可能
格安SIMを組み合わせて使うことでお得に使うことができる
自動でSIMカードの切り替えが可能。

また通話時にデータ通信が可能なのはDSDAのみです。それ以外のデュアルSIMでは通話時にデータ通信を行うことはできないのであらかじめ理解しておくようにしましょう。

機種と回線の組み合わせは大丈夫か

デュアルSIMの機種と使用するキャリアの回線によっては周波数が違って繋がらなかったり、繋がりにくいこともあります。

キャリアスマホなどは自社の周波数以外の場合は相性が悪い場合もあるので、デュアルSIMを利用するときには、対応した機種とキャリアや格安SIMを選ぶようにしましょう。

デュアルSIMを行う上でオススメの組み合わせは楽天モバイルとmineoです。

キャリア月額料金
楽天モバイル968円
mineo250円
合計1,218円
※価格は全て税込

この2つを組み合わせることで1,218円(税込)でデュアルSIMを利用することができます。

iPhone・Android別|デュアルSIM対応の機種一覧

デュアルSIMに対応している機種を調査しました。

iPhoneは、iPhone XS/XR以降以降に発表されたほとんどのモデルがデュアルSIMに対応しています。

デュアルSIM対応の機種一覧
iPhone XR
iPhone XSシリーズ
iPhone 11シリーズ
iPhoneSE 2(第2世代)
iPhone 12シリーズ
iPhone 13シリーズ
iPhoneSE3(第3世代)
iPhone 14シリーズ
iPhone 15シリーズ
iPhone 16シリーズ
iPhone 17シリーズ
※eSIMのみ
2025年10月時点での情報です。

デュアルSIMに対応している端末を選ぶときには、DSDS(デュアルSIMダブルスタンバイ)やDSDV(Dual SIM Dual VoLTE・デュアルSIMデュアルVOLTE)を選んで、デュアルSIMのメリットをより活かせるようにしましょう。

またSIMカードのサイズも1つがnanoSIM、1つがmicroSIMなどの場合は選べる機種がかぎられるので、購入前に端末のSIMサイズの確認が必要です。

デュアルSIMの設定方法

デュアルSIMを利用する方法は、2つのSIMカードを端末にセットするだけで利用することができます。

しかし、機種によってはSIMカードを2枚挿入することができない機種があるため、SIMカードを2枚利用してデュアルSIMを行う方は、デュアルSIMに対応している機種を選ぶ必要があります。

最近の機種であればeSIM(端末内部にSIMが組み込まれている)の機能を持った端末が多いので、安心してデュアルSIMを利用することができます。

デュアルSIMと相性の良い楽天モバイルを例に、iPhoneとAndroidそれぞれでの設定方法と設定時の注意点とトラブル対処法について解説します。

設定時にはSIMカードの取り扱いや優先回線の指定など注意点があるため、スムーズに使うためには基本的なポイントを理解しておくことが大切です。

iPhoneでデュアルSIMを使う方法

iPhoneでデュアルSIMを利用するための手順は以下のとおりです。

  • 1枚目のSIMを契約し通信設定を行う
  • 2枚目のSIMはeSIMで契約する
  • 契約先の手順通りにeSIMをiPhoneへダウンロード
iPhoneでデュアルSIMを使う方法

iPhoneはnanoSIM+eSIMでデュアルSIMに対応しています(iPhone 13、iPhone SE(第3世代)、およびそれ以降は2枚ともeSIMでの契約が可能)。

3の手順のeSIMのダウンロードと設定方法を楽天モバイルを例に紹介します。

  • my楽天モバイルをインストール後、ログイン
  • 申込履歴から契約した回線の『申込番号』をタップ
  • 開通手続きを押してモバイル通信プランのインストール画面から『続ける』を選択
  • 指示通りに設定を行えばeSIMのダウンロードが完了

iPhoneでデュアルSIMを切り替える方法

iPhoneで電話やデータ通信を行うSIMを切り替える場合には設定アプリから行うことができます。

設定から『モバイルデータ通信』を選択しモバイルデータ通信のタブから通信用のSIMを選択することができます。

また『デフォルトの音声回線』から電話アプリのRakuten Linkから電話をかけるときのデフォルトの電話番号を持つSIMを選択することも可能です。

AndroidでデュアルSIMを使う方法

AndroidでデュアルSIMを利用するための手順は以下のとおりです。

  • ネットワークとインターネットをタップ
  • モバイルネットワーク横の『+』をタップ
  • SIMカードをお持ちでない場合を選択
  • Wi-Fi環境でネットワークのQRコードを読み取る
  • 有効化しインストール
AndroidでデュアルSIMを使う方法

Androidで2枚SIMカードを利用する場合は挿入するだけで使用することができますが、上記の方法はスロットの1つをSDカードで使用したい場合にeSIMに対応した端末で行う設定方法です。

  • my楽天モバイルをインストール後、ログイン
  • 申込履歴から契約した回線の『申込番号』をタップ
  • 開通手続きを押してモバイル通信プランのインストール画面から『続ける』を選択
  • 指示通りに設定を行えばeSIMのダウンロードが完了

AndroidでデュアルSIMを切り替える方法

ネットワークとインターネットをタップするとeSIMを含め、デュアルSIM状態の場合は2つのネットワークが表示されています。

使っていない通信に切り替える場合には×印が付いているネットワークを選択します。

そしてモバイルデータの設定をオンにして使用をタップすれば切り替えは完了です。

設定時の注意点とトラブル対処法

デュアルSIMを快適に使うには、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。

設定時の注意点とトラブル対処法は、以下のとおりです。

  • SIMカードを装着する際は必ず端末の電源を切ってから行う
  • 通話やデータ通信でどちらのSIMを優先するかを選択しておく
  • iPhoneは物理SIMを2枚同時に差し込むことができない
  • 利用するスマホの機種やOSのバージョンによって設定手順が異なる

デュアルSIMの設定は端末によって仕様が異なるため、事前に対応状況を確認することが重要です。

特に、microSDカードとの排他利用やiPhoneでの制約などは見落としやすいポイントです。

優先回線を適切に設定しておけば、通話やデータ通信がスムーズに行え、トラブルを避けることができます。

デュアルSIMのおすすめ組み合わせに関するよくある質問

デュアルSIMのおすすめ組み合わせに関するよくある質問は、以下のとおりです。

デュアルSIMを導入すると「電話番号が2つ使えるのか」「設定は難しいのか」など、多くの疑問が出てきます。

実際には、通話用とデータ用を分けたり、キャリアを組み合わせて料金を安く抑えたりできるなど、多くのメリットがあります。

一方で、端末やOSによって仕様に違いがあるため、使い方に不安がある場合は事前に確認しておくことが大切です。

これらの疑問を解消すれば、デュアルSIMをより安心して活用できます。

デュアルSIMで電話番号は2つ持てる?

デュアルSIMなら1台のスマホで2つの電話番号を使い分けられます。

デュアルSIM対応端末では、2枚のSIMカードを同時に利用できるため、仕事用とプライベート用など番号を分けて管理できます。

用途ごとに電話番号を使い分けられるだけでなく、国内用と海外用を同時に保持することも可能です。

複数の回線を1台でまとめられる点が、デュアルSIMの大きな利点です。

デュアルSIMはどちらのSIMに電話がかかってきたかわかる?

デュアルSIMでは、どちらのSIMに電話がかかってきたかを確認できます。

特に「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」対応機種なら、切り替え操作は不要で、着信時に自動的にかかった番号が表示されます

進化した方式として、両方のSIMで4G通話が待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)や、2つのSIMを完全に同時利用できるDSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)があります。

現在は、通話品質と利便性を両立できるDSDVが主流です。

デュアルSIMの月額料金は本当に安くなる?

デュアルSIMを活用すれば、組み合わせ次第では月額料金を安くするのは可能です。

例えば、通話は無料通話があるSIMを使い、データは格安SIMを選べば、必要な機能を維持しながらコストを抑えられます。

用途ごとに最適なプランを選べるため、無駄な料金を支払う必要がありません。

ただし、2回線分の契約になるため、選び方を誤るとかえって割高になるケースもある点には注意が必要です。

設定が難しそうだが初心者でもできる?

デュアルSIMの設定は一見難しそうに見えますが、初心者でも比較的簡単に設定ができるようになっています。

多くのスマホでは、SIMを挿入するだけで自動的に認識し、画面上で優先回線の設定やAPN入力を案内してくれます。

最近ではeSIMのQRコード読み取りによる設定も普及しており、手順に従えば短時間で完了可能です。

基本的な流れを理解すれば、特別な知識がなくても問題なく使い始められます。

デュアルSIMに変更してから自宅のWi-Fiへ自動で切り替わらなくなったのはなぜ?

デュアルSIMに変更してから自宅のWi-Fiへ自動で切り替わらなくなるのは、モバイルデータの自動切替機能が影響している場合があります。

常に回線を優先しようとするため、Wi-Fi接続が後回しになるのです。

対処法としては自動切替をオフにするか、iPhoneならショートカット、AndroidならMacroDroidなどの自動化アプリで切替設定を行うと改善できます。

デュアルSIMでネットを使いながら電話を受けられる?

結論として、多くのスマホでは通話とデータ通信を別々のSIMで同時に利用することはできません。

日本で一般的な「DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)」対応機種では、2枚のSIMを同時待受できるものの、通話とデータは同じSIM上で行う必要があります。

一方で、通話用とデータ用のSIMを完全に同時利用できる「DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)」という方式も存在します。

ただし、対応している機種は非常に少なく、日本ではごく限られたケースにとどまります。

デュアルSIMの利用に関する調査

2023年3月に対象者178人に対して、デュアルSIMの利用に関する調査を行いました。

ソフトバンクとKDDI(au)、ドコモが2023年3月下旬にデュアルSIMサービスを提供する予定です。

従来のように、それぞれのキャリアでSIMを契約するのではなく、通信障害時などのバックアップとして、他キャリアの通信回線を利用できるサービスを提供します。

つまり、ソフトバンクユーザーがau回線をソフトバンクのサービスとして、契約できるというサービスが提供される予定です。

デュアルSIMの利用に関する調査のアンケート回答者

デュアルSIMの利用に関する調査の回答者(男女別の割合)
デュアルSIMの利用に関する調査の回答者(年齢別割合)
女性:78名
男性:100名
20代以下:41名
30代:65名
40代:50名
50代:20名
60代以上:2名

今回のアンケートでは男性の方が多く反応していただき、20代以下から40代を中心に多くの方に回答していただきました。

■デュアルSIMの利用状況

デュアルSIMの利用状況
  • 今後利用する予定:72名
  • 利用している:68名
  • 利用するつもりはない:38名

「デュアルSIMを利用していますか」という質問に対して、68名の方が「利用している」と回答しています。

「今後利用する予定」と回答している方も72名いるので、デュアルSIMを利用するという意識が高い方が全体の8割ほどいました。

デュアルSIMの種類の組み合わせ方
  • 音声通話SIM+音声通話SIM:43名
  • 音声通話SIM+SMS対応SIM:21名
  • 音声通話SIM+データ通信専用SIM:60名
  • SMS対応SIM+SMS対応SIM:5名
  • SMS対応SIM+データ通信専用SIM:4名
  • データ通信専用SIM+データ通信専用SIM:6名
  • 利用するつもりはない:39名

デュアルSIMを利用するにあたって、SIMの種類の組み合わせは音声通話SIMと音声通話SIM、音声通話SIMとデータ通信専用SIMの組み合わせが人気です。

電話番号を複数利用したい方や、音声通話用とデータ通信用のSIMを使い分けたい方が多いことが考えられます。

利用するデュアルSIMの種類
  • DSSS:54名
  • DSDS:33名
  • DSDA:23名
  • DSDV:29名
  • 利用するつもりはない:39名

デュアルSIMの種類は4つあり、それぞれ以下の機能が利用できます。

  • DSSS:利用する回線の切り替えが必要
  • DSDS:利用する回線の切り替えは不要で、2回線同時では通信できずに、どちらかが4G通信であれば一方は3G通信になる。また、2回線同時に電話はできない
  • DSDA:利用する回線の切り替えは不要で、2回線同時に4G通信ができる。また、2回線同時に電話はできない
  • DSDV:利用する回線の切り替えは不要で、2回線同時に通信はできないがどちらも4G通信を利用できる。また2回線同時に電話はできない

「利用するデュアルSIMの種類を教えてください」という質問をしたところ、利用する回線の切り替えが必要な「DSSS」を利用する方が最も多い結果になりました。

デュアルSIMの種類は、利用するスマホによって決定されます。

そのため、利用したいデュアルSIMの種類に対応しているスマートフォンを購入しなければなりません。

利用する回線の切り替えが不要のスマートフォンも増えていますが、利用回線の切り替えをしながらデュアルSIMを利用している方が多いようです。

■デュアルSIMを利用する理由

デュアルSIMを利用する理由
  • 一方の通信回線が利用できないときのパックアップが欲しいから:39名
  • 料金をお得にしたいから:38名
  • 利用するつもりはない:37名
  • 1つのスマホで電話番号を複数使いたいから:30名
  • eSIMが利用できるキャリアだから:14名
  • 海外でも利用したいから:9名
  • LINEのアカウントを使い分けたいから:4名
  • 家族がそのキャリアを利用しているから(家族割など):4名
  • そのキャリアの割引サービスを利用できるから(セット割や複数回線割引など):2名
  • その他:1名

デュアルSIMを利用する理由は、「一方の通信回線が利用できないときのパックアップが欲しいから」や「料金をお得にしたいから」というものが多い結果となりました。

通信障害時のバックアップについて、保険をかけておきたい方が多いようです。

また、複数のキャリアを契約することで、データ容量が多いプランを契約することなく、お得に毎月の契約データ容量を多くすることもできます。

「1つのスマホで電話番号を複数使いたいから」という理由も多いため、複数キャリアを契約する方が多いことも考えられます。

■デュアルSIMを利用していて不便なこと

デュアルSIMを利用していて不便なこと
  • SIMの切り替えの手間がかかる:38名
  • 利用するつもりはない:36名
  • 利用料金が高くなってしまう:28名
  • バッテリーの消費が早い:19名
  • デュアルSIM用の端末をわざわざ購入した:17名
  • データ用のSDカードが入らない:9名
  • 着信が来たときに、音声通話ができなかった:5名
  • 契約したいキャリアでスマホを利用できなかった:3名
  • その他:23名

「デュアルSIMを利用していて不便なことはありますか?」という質問に対して、「SIMの切り替えの手間がかかる」という回答が一番多い結果となりました。

利用しているデュアルSIMの種類も、利用回線の切り替えが必要なものが多かったためだと考えられます。

また、「利用料金が高くなってしまう」という回答も多いので、契約するSIMのキャリアの組み合わせによっては、毎月の利用料金が高額になる可能性もあります。

■利用しているキャリア

メインで利用しているキャリア
  • ドコモ:38名
  • ソフトバンク:24名
  • au:23名
  • 楽天モバイル:21名
  • ahamo:14名
  • UQモバイル:13名
  • ワイモバイル:13名
  • IIJmio:9名
  • OCNモバイルONE:6名
  • povo:6名
  • LINEMO:3名
  • mineo:3名
  • J:COMモバイル:1名
  • エキサイトモバイル:1名
  • 日本通信SIM:1名
  • その他:2名

メインで利用しているキャリアはドコモやau、ソフトバンクの大手キャリア、続いて楽天モバイル、大手キャリアのサブブランドが多い結果となりました。

サブキャリアとして利用しているキャリア
  • 楽天モバイル:32名
  • povo:19名
  • LINEMO:11名
  • UQモバイル:9名
  • au:9名
  • ソフトバンク:8名
  • ドコモ:8名
  • OCNモバイルONE:6名
  • ahamo:6名
  • mineo:5名
  • IIJmio:5名
  • 日本通信SIM:2名
  • ニフモ:1名
  • NUROモバイル:1名
  • QT mobile:1名
  • b-mobile:1名
  • DMMモバイル:1名
  • ワイモバイル:1名
  • LIBMO:1名
  • リンクスメイト:1名
  • その他:7名
  • サブ回線を利用するつもりはない:43名

サブキャリアとしては、楽天モバイルやpovo、LINEMOなどの低容量を低価格で提供しているキャリアが多い結果となりました。

サブキャリアを選んだ理由のアンケート結果
  • 料金がお得だから:82名
  • 利用するつもりはない:42名
  • キャンペーンがお得だから:10名
  • 大手キャリアで安心だから:9名
  • 通信速度が速いと思ったから:6名
  • 家族がそのキャリアを利用しているから(家族割など):6名
  • 利用したいデータ容量のプランがあるから:5名
  • eSIMが利用できるから:5名
  • オプションがお得だから:3名
  • そのキャリアでも端末が利用できるから:2名
  • そのキャリアの割引サービスを利用できるから(セット割や複数回線割引など):1名
  • その他:7名

サブキャリアを選んだ理由は、料金やキャンペーンがお得だからという意見が多いです。

複数のキャリアを利用すると、料金が余計にかかってしまうため、なるべく料金プランやキャンペーンがお得なキャリアを選択するということが考えられます。

■デュアルSIMへの要望

「デュアルSIMをもっと快適に使うための要望を教えてください」という質問に対するコメントをいくつかピックアップします。

  • バッテリーの消費を抑えたい。
  • バッテリーの減りが早くなってしまうので、バッテリー容量の大きい機種をもっと出して欲しい。
  • 回線の切り替えが上手くいかない場合が時々あるので、もっとスムーズに切り替えられるようになってほしい。
  • デュアルSIMで2回線目の月額料金が安くなるようなサービスがあればうれしい。
  • 契約手続きの一本化。
  • SIMの料金などの管理をそれぞれのサイトごとにする必要があるのが手間になっている。一つのサイトやアプリで複数の会社のSIMを管理できるようになればうれしい。

デュアルSIMを利用するために、バッテリーの消費を抑えたいという意見がありました。

複数のSIMを利用するので、端末のバッテリーの減りが早くなってしまうようです。

また、デュアルSIMで複数のキャリアを利用すると、料金やデータ使用量の確認をするためにそれぞれのキャリアへ問い合わせなければなりません。

契約手続きも含めて、まとめて契約や確認ができるサービスが求められています。

デュアルSIMならではの料金プランを求める声もあるので、今後のキャリアの動向に期待が持てます。

■大手キャリアのデュアルSIMサービス

最後に、「大手キャリアのドコモとau、ソフトバンクでデュアルSIMサービスが提供される予定とのことですが、利用したいと思いますか。また、どのようなサービスになったら嬉しいですか。」という質問に対するコメントをいくつかピックアップします。

  • 利用したいと思うが、料金が高そう。
  • 災害時の予備回線で考えているので、基本料無料で使ったときだけ料金が発生するようなプランであってほしい。
  • あまり利用したくない。キャリアどうしでは料金が高いので、サブ回線側を格安sim程度まで値下げしてくれるなら嬉しい。
  • 利用したいです。通信障害や災害などがあった時にストレスなくスムーズに切り替えられたらうれしいと思います。できれば基本料金に含まれて欲しいですが、オプションなどでも、相互補完の程度などを自分で選択できたらいいと思います。
  • 是非、利用したいと思う。バックアップが利用できるキャリアを1社に限定せず、複数社と契約できるような仕組み(状況により、最も通信状況の良いキャリアが自動で選択され接続されるようなイメージ)になれば更に利便性が高まると思う。

大手キャリアが提供を予定しているデュアルSIMサービスは、通信障害時のバックアップも目的としています。

実際に、予備回線として利用したいという声が多くありました。

しかし、大手キャリアは格安SIMよりも月額料金が高額になるため、料金が高くなってしまうなら利用しない、という声もあります。

大手キャリアのデュアルSIMサービスは、料金次第で利用を検討する、というユーザーが多いようです。

今後、大手キャリアが提供するデュアルSIMサービスの料金や仕様に注目していきたいです。

まとめ

この記事ではデュアルSIMの基礎と、おすすめの組み合わせについて紹介しました。

もっともオススメの最強の組み合わせは楽天モバイルとmineoです。

データ容量月額料金
〜3GB968円
〜20GB2,068円
無制限3,168円
※価格は全て税込
※家族割適用の場合

3GBまでなら月額968円というコスパの良さ。そして専用アプリのRakuten Linkを利用すれば通話が基本無料になります。

コース月額料金
スタンダード (1.5Mbps)990円
プレミアム (3Mbps)2,200円
ライト (300kbps)660円
スーパーライト (32kbps)250円
※価格は全て税込
※平日昼間通信速度は全て32kbps

楽天モバイルで通話料を無料にしてmineoのマイそくでデータ通信無制限を利用すれば毎月の通信費が以下のように安くなります。

キャリア月額料金
楽天モバイル968円
mineo250円
合計1,218円
※価格は全て税込

デュアルSIMは利用する方の使い方次第で様々なメリットが生まれる優れた機能の1つです。

2022年7月にKDDIにて大規模な通信障害があり、一部のユーザーは大きな損害を受けてしまいましたが、デュアルSIMを利用していれば通信を切り替えることができるので安心です。

少しでも通信費を安くしたいという方や、スマホの2台持ちは不便だから1つにまとめたいという方は、デュアルSIMを上手に活用して快適な生活を送れるようにしましょう。

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株式会社IoTコンサルティング所属、モバイル事業部部長。約10年にわたり通信事業に従事し、SIMやWi-Fiを活用した法人向け通信ソリューションを提供。通信のエキスパートとして、企業の通信課題解決に貢献。

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