皆さんは「携帯乞食(けいたいこじき)」という言葉を聞いたことがありますか?
携帯乞食(ケーコジ)とは、携帯キャリアを転々として乗り換えを頻繁に行うことでキャッシュバックやポイント還元、端末値引きなどを受けてお得に運用するテクニックです。
「スマホの乗り換えは手続きが複雑でよくわからない」
「携帯を契約するだけでポイントがもらえるなんて何か裏があるんじゃないの?」
携帯乞食に対してはさまざまな声があるかと思いますが、決して怪しいものではありません。
仕組みを理解してルールを守りながら実施すれば誰でもお得にスマホを運用できます。
本記事ではお得にスマホ回線を転がしながら利益を得るための方法について紹介します。
そろそろ他社に乗り換えようかなと考えている方や端末を新しくしたいという方はぜひ最後までご覧になって、賢く乗り換えで得してみてください。
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携帯乞食とは?

では、携帯乞食とはどのようなテクニックなのかについてみていきましょう。
この章を読めば携帯乞食自体は怪しい行為ではないということが理解できると思います。
それでは順番に見ていきましょう。
通信回線を転がして得する仕組み
冒頭でもお伝えした通り、携帯乞食とは携帯キャリアを転々として乗り換えを頻繁に行うことでキャッシュバックやポイント還元、端末値引きなどを受けてお得に運用するテクニックです。
スマホの回線は長期利用者に対する還元が少なく、乗り換えなどの新規ユーザーに対して手厚い傾向にあります。
そのため、定期的に乗り換え(MNP)をすることで、その都度キャンペーンを利用してお得にキャッシュバックやポイント還元、端末値引きを受けることができるわけです。
なお、キャンペーンは回線ごとに適用されますので、複数回線利用しているという場合は回線の数だけキャンペーンが受けられます。
昨今では、仕事用とプライベート用、通信障害の備えなどとして複数の回線を持っている方も少なくはないので、そのような場合はよりお得に運用できますね。
携帯乞食は違法ではない
携帯乞食をすると、キャッシュバックやポイント還元が簡単にもらえます。
そのため、「そんなおいしい話には裏がある」と考えることも自然でしょう。
確かに、近年では闇バイトなど、高額報酬を謳った危険な手法があるのは事実ですもんね。
ただ、実際のところは、犯罪組織に名義貸するという闇バイトも存在するように、スマホ契約に関する犯罪があることも理解しておきましょう。
名義貸しとは、自分の名前で契約した携帯電話を他人に使わせる行為を指します。
例えば、第三者が使用する携帯電話の契約に自分の名義を利用するような行為のことです。
この名義貸しという行為は「携帯電話不正利用防止法」に触発する犯罪行為で、刑事罰(場合によって懲役刑)の対象になりますので、絶対にやめましょう。
ただし、ここまで述べてきた行為と携帯乞食は全く別物です。
携帯乞食とはあくまで、個人が利用するスマホのキャリアを乗り換えて、そのお礼に通信キャリアからキャッシュバックなどの特典をもらう行為なので、名義貸しには当然ですが該当しません。
また、個人の利用意思がある上で携帯電話を契約するので、全く違法性がないわけです。
このように線引きをしっかり守って行動すれば、健全にお得な特典を受けることができますので、ぜひ積極的に実行してみてください。
賢いスマホ利用と携帯乞食の境界線
本記事では携帯乞食を「携帯キャリアを転々として乗り換えを頻繁に行うことで特典をもらってお得に運用するテクニック」と定義します。
先ほども解説した通り、携帯電話を契約したお礼に通信キャリアからお礼という感じでキャッシュバックなどの特典をもらいます。
ただ、特典をもらった後にすぐに回線の契約を解約して、また次の特典をもらいに行くなどの行為は危険ですので、やめておきましょう。
なぜ特典をもらってすぐに解約するのが危険かというと、短期間での解約(短期解約)は、特典目的の契約とみなされて、次回以降の契約に不利に働く可能性があるからです。
一般的に契約から半年間(180日)はしっかり利用する方が安全と言われていますので、必ず半年間は利用しましょう。
また、名義貸しなどの行為は犯罪に値するため、決して賢い運用方法とは言えませんね。
そのため、後々自分が損をしたり、法的にアウトなことをする行為は絶対にやめましょう。
つまり、ルールを守って自分が利用するスマホ回線を半年ごとなどの定期的に乗り換えて、お得に運用する手法こそが賢いスマホ利用と言えるのではないでしょうか?
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賢く携帯乞食をする方法

携帯乞食をするためには、お得なキャンペーンを実施しているキャリアに申し込む必要があります。
ここからはコスパが良く、キャンペーンの内容が魅力的な以下の5つのキャリアについてみていきましょう。
- 楽天モバイル:MNP乗り換えで14,000ポイント獲得
- ワイモバイル:1円スマホ or MNP乗り換え特典増額中
- UQモバイル:最大20,000円相当のau PAY残高還元
- LINEMO:最大20,000円相当のPayPayポイントキャッシュバック
- ahamo:最大20,000円相当のdポイントキャッシュバック
順番に解説していきます。
楽天モバイル:MNP乗り換えで14,000ポイント獲得
楽天モバイルでは、他社からの乗り換え(MNP)で最大14,000円相当の楽天ポイントがもらえるキャンペーンが実施中です。
このキャンペーンは三木谷キャンペーンといって、楽天株式会社の会長 兼 社長の三木谷 浩史(みきたに ひろし) 氏直々のキャンペーンです。
そのため、会長の名前を取って一般的に「三木谷キャンペーン」と呼ばれています。
なお、「三木谷キャンペーン」を利用するためには専用の紹介用ページから申し込みをする必要があります。
楽天モバイル公式サイトの通常の申し込み方法だと、もらえるポイントは他社からの乗り換え(MNP)で10,000ポイントですし、初めて楽天モバイルに申し込んだ場合のみ適用となりますので注意してください。
このように、楽天モバイルで実施されているキャンペーンの多くは、再契約や追加契約の場合特典付与の対象外になるのですが、この「三木谷キャンペーン」は、2回線目以降にも適用されます。
ただし、「三木谷キャンペーン」を利用できるのは1つ楽天のIDにつき5回までとなります。
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ワイモバイル:1円スマホ or MNP乗り換え特典増額中
ワイモバイルではSIMのみの契約でも端末をセットで購入する場合でもお得なキャンペーンが存在します。
SIMだけ乗り換えで今の端末を利用するもよし、ワイモバイルへの乗り換えと同時に新しい端末をゲットするもよし、契約方法はあなた次第ですので、ニーズに合わせてキャンペーンを使い分けましょう。
端末とセットでお得
キャンペーン名 |
大決算セール開催中! |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
新規・他社回線からの乗り換え(MNP)でワイモバイルへ申し込み ※ソフトバンク/LINEMO/LINEモバイル(ソフトバンク回線)及びソフトバンク回線MVNOからののりかえは対象外 |
概要 | 対象端末が割引 |
ワイモバイル公式オンラインストアでは、新規・他社回線からの乗り換え(MNP)でワイモバイルへ申し込みの場合、お得な価格で端末を購入できます。
なお、ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)およびソフトバンク回線のMVNOからの乗り換えの場合は他社からの乗り換えに該当しませんので、ご注意ください。
他社からの乗り換えの場合における主要な端末の価格はご覧のとおりです。
機種名 | 割引額 | 端末代金 |
---|---|---|
iPhone16e(128GB) | △43,992円 | 66,024円 |
iPhone13(128GB) | △43,680円 | 52,800円 |
GooglePixel8a | △21,600円 | 56,160円 |
OPPO Reno11A | △21,600円 | 12,960円 |
AQUOSwish4 | △21,995円 | 1円 |
新規契約時の主要な端末の価格はご覧のとおりです。
機種名 | 割引額 | 端末代金 |
---|---|---|
iPhone16e(128GB) | △16,680円 | 93,336円 |
iPhone13(128GB) | △43,680円 | 52,800円 |
GooglePixel8a | △21,600円 | 56,160円 |
OPPO Reno11A | △21,600円 | 12,960円 |
AQUOSwish4 | △18,016円 | 3,980円 |
ワイモバイルで端末を購入する際には、48回分割払い&2年後返却で後半の分割金額のお支払いが免除される「新トクするサポート(A)」を活用しましょう。
「新トクするサポート(A)」に関する詳細はこちらの記事をご覧ください。
SIMのみ乗り換えでもお得
出典:ワイモバイル
キャンペーン名 | オンラインストアでSIMカード/eSIMご契約でPayPayポイントプレゼントキャンペーン |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
USIMカード単体/eSIM単体契約 対象プラン:シンプル2 S/M/L・データ増量オプション(550円/月) ※本特典の付与は1回線(同一名義かつ同一使用者)につき1回に限られ、過去にワイモバイルオンラインストアでPayPayポイントが付与されるキャンペーンの適用を受けた方は対象外です。 |
内容 |
合計最大20,000円相当のPayPayポイントがもらえる
|
ワイモバイル公式オンラインストアでは、PayPayポイントが最大で20,000ポイントもらえるキャンペーンが実施中です。
なお、PayPayポイントがもらえるキャンペーンの適用条件は以下の通りです。
- 新規契約もしくは他社からの乗り換え
- 「シンプル2S」・「シンプル2M」・「シンプル2L」に加入
- 「データ増量オプション(550円/月)」に加入
なお、本キャンペーンで最大の20,000ポイントを獲得するためには他社からの乗り換えもしくは新規契約(利用者の年齢が5〜18歳)で「シンプル2M」もしくは「シンプル2L」に加入することとなります。
条件 | ポイント還元額 |
---|---|
乗り換え・シンプル2M/L | 20,000ポイント |
乗り換え・シンプル2S | 17,000ポイント |
新規・シンプル2M/L (5〜18歳以外) | 10,000ポイント |
新規・シンプル2S (5〜18歳以外) | 3,000ポイント |
「シンプル2S」の場合獲得できるポイントが減少しますので、ご注意ください。
なお、「データ増量オプション」ははじめての加入でオプション料金が6ヶ月間無料になります。
また、過去にワイモバイルオンラインストアでPayPayポイントが付与されるキャンペーンの適用を受けた方は対象外となる旨が公式サイトに記載されていますので、ご自身の契約状況を今一度ご確認ください。
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UQモバイル:最大20,000円相当のau PAY残高還元
出典:UQモバイル
キャンペーン名 | UQ mobile SIM デビューキャンペーン |
---|---|
終了日 |
SIMのみ契約:終了日未定 au PAY ご利用特典:終了日未定 |
条件 |
※auまたはpovoからののりかえを除く。 |
内容 |
※5,000円〜14,999円ご利用で2,000円・15,000円〜24,999円ご利用で6,000円・25,000円以上で10,000円 ※au PAYご利用特典の利用金額は税込または不課税 ※増量オプションⅡ加入なしの場合は、0円 |
4月1日時点の情報※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください
UQモバイルオンラインショップでは、UQ mobile SIM デビューキャンペーンが実施中で、条件を満たすと最大で20,000円相当のau PAY残高がもらえます。
UQ mobile SIM デビューキャンペーンには「SIMご契約特典」と「au PAYご利用特典」があります。
まず、「SIMご契約特典」についてですが、以下の条件を全て満たせば、10,000円(不課税)相当のau PAY残高がもらえます。
- au・povo以外からの乗り換え(MNP)
- SIMカードのみまたはeSIMのみで契約
- 「トクトクプラン」、「コミコミプラン+」、「ミニミニプラン」を契約と同時に「増量オプションⅡ(550円/月)」に加入
なお、「増量オプションⅡ」は「増量オプションⅡ無料キャンペーン」を適用すると適用月から6ヶ月間が無料になります。
また、過去にUQ mobileオンラインショップでau PAY残高が付与されるキャンペーンを利用した場合は対象外になる可能性があるという記述が公式サイトにありますので、ご自身の契約状況を今一度ご確認ください。
一方の、「au PAYご利用特典」は以下の条件を全て満たした場合に最大で10,000円(不課税)相当のau PAY残高が付与されます。
- au・povo以外からの乗り換え(MNP)
- SIMカードのみまたはeSIMのみで契約
- 「トクトクプラン」、「コミコミプラン+」、「ミニミニプラン」を契約
- SIM開通月の翌月1日~末日の間にau PAY(コード支払い/請求書払い)を利用
なお、「au PAYご利用特典」はau PAYのご利用金額に応じて還元額が決まります。
au PAY(コード支払い/請求書払い)利用額 | au PAY 残高還元 |
---|---|
5,000円〜14,999円 | 2,000円 |
15,000円〜24,999円 | 6,000円 |
25,000円以上 | 10,000円 |
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このように、2つの特典を合わせて合計20,000円(不課税)相当の還元が受けられる仕組みとなっています。
LINEMO:最大20,000円相当のPayPayポイントキャッシュバック
出典:LINEMO
キャンペーン名 | LINEMOベストプランV 対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり ※時間帯により速度制御の場合あり ※オンライン専用 ※表記は基本料金 ※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えの場合は対象外です。 ※お申し込み時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤って選択した場合、特典付与の対象外となる場合があります。 ※ 特典付与対象判定月までに、一度でもプラン変更している場合は、特典付与の対象外となります。 |
内容 |
ご契約に応じてPayPayポイントをプレゼント
※ PayPayポイントの出金・譲渡不可。※PayPay公式ストア/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 |
LINEMO公式サイトではLINEMOベストプランV 対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーンが開催中で、対象のプランである「LINEMOベストプランV」に申し込めば最大で20,000円相当のPayPayポイントがもらえます。
LINEMOには3GB/10GBと段階性の「LINEMOベストプラン」とデータ通信が30GBまで使えて、5分間の無料通話がついた「LINEMOベストプランV」の2種類のプランがあります。
その中でも「LINEMOベストプランV」が本キャンペーンの対象となっています。
なお、キャンペーンの適用条件は以下のとおりです。
- LINEMOの「LINEMOベストプランV」に他社からの乗り換えまたは新しい番号で申込むこと
- 申込日の属する月の翌月末までに開通すること
- 開通から特典付与対象期間終了まで、「LINEMOベストプランV」からプラン変更していないこと
特に、特典が付与されるまでずっと「LINEMOベストプランV」を利用し続ける必要がある点が注意点です。
途中で料金プランを変更すると、PayPayポイントがもらえなくなりますのでご注意ください。
また、過去にLINEMOの利用歴がある場合は「LINEMOベストプランV 対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン」の対象外になります。
過去にLINEMOを利用していたという方は、LINEMOおかえりだモンキャンペーンを利用しましょう。
「LINEMOおかえりだモンキャンペーン」とは、過去にLINEMOを契約したことがある方が他社からの乗り換え(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルを除く)でLINEMOを契約するとPayPayポイントがもらえるキャンペーンです。
加入する料金プランによってもらえるポイントは異なり、「LINEMOベストプラン」なら2,000ポイント(3/31まで6,000ポイントに増額)、「LINEMOベストプランV」なら4,000ポイント(3/31まで8,000ポイントに増額)となります。
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ahamo:最大20,000円相当のdポイントキャッシュバック
出典:ahamo
キャンペーン名 | ahamoへのお乗り換えでdポイントプレゼントキャンペーン |
---|---|
終了日 | 未定 |
条件 |
|
内容 | dポイント(期間・用途限定)20,000ptプレゼント |
ahamo公式サイトではahamoへのお乗り換えでdポイントプレゼントキャンペーンが実施中です。
ahamoに他社からの乗り換えると20,000円相当のdポイントがもらえます。
「ahamoへのお乗り換えでdポイントプレゼントキャンペーン」の適用条件が次のとおりです。
- 「ahamoへのお乗り換えでdポイントプレゼントキャンペーン」にエントリー
- エントリー時に使用したdアカウントでahamoを申し込み
条件を満たせば20,000円相当のdポイント(期間・用途限定)がもらえます。
ahamoは30GBのデータ通信と5分間の無料通話がセットになって2,970円(税込)とコスパがいいので、ギガはある程度欲しいという方におすすめできる格安SIMとなっています。
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携帯乞食をするときの注意点

続いて、携帯乞食をする上で注意しておくべき点についてみておきましょう。
携帯乞食自体は全く違法性のない行為なのですが、一歩間違えると大損をしてしまう可能性があります。
短期解約や非稼働の状態で携帯ブラックリスト入りしてしまえば、そのキャリアで再び契約するのが困難になります。
そのような事態にならないためにも、これからみていく注意点をしっかり守ってください。
- 契約時に初期費用がかかるキャリアもある
- 解約時に契約解除料がかかるキャリアもある
- 180日以内の短期解約はNG
- 利用実績を作る
- 個人で契約できる回線数には上限がある
- オンラインショップだけでなく実店舗もチェックする
短期解約や非稼働といった行為は自分で自分の首を絞めることにつながりますので、ブラックリスト入りは絶対に避けておきたいところです。
携帯乞食をする上でしっかり守っておく必要がある、重要なポイントになりますので、きちんと理解しておきましょう。
180日以内の短期解約はNG
各キャリアは他社からの乗り換えや新規のユーザーを中心にキャッシュバックやポイント還元、端末の値引きなど魅力的なキャンペーンを実施しています。
そのため、キャンペーンをもらったらすぐに他社に乗り換えて再びキャッシュバックなどの特典を受けたくなるかもしれません。
しかし、それは絶対にやめておきましょう。
なぜなら、乗り換え後すぐに他社に乗り換えて今のキャリを解約すると、短期解約扱いになるからです。
短期解約とは名前の通り、短い期間で解約することで、各キャリアはこの短期解約に対して厳しい傾向にあります。
短期解約をすると、次回の契約時に「『総合的判断』により、ご契約いただけません」となることがあ流のです。
ただ、総務省は短期解約のみを理由に新しい契約を拒否することは電気通信事業法に違反するという見解を示しています。
参考:総務省「検討の方向性(案)について(短期解約ブラックリスト)」
そのため、短期解約歴がある=新しい契約ができないということは違法になるわけです。
ただし、短期解約をした後に再度契約しようとしたら「総合的判断」で契約できなかったという声を聞いたことがありますので、実際のところは短期解約には厳しいようですね…
短期解約履歴があるため、契約NGと直接的に表現するのではなく、「総合的判断」という表現を用いて基準をぼやかしたうえでやんわりお断りしていると言えるのではないでしょうか?
冷静に考えてみるとわかりますが、短期解約を繰り返すユーザーはキャリアにとっては迷惑な客です。
通常はキャッシュバックなどの特典を通信を一定期間利用してくれるという交換条件のもとで提示しているようなものなので、利益だけ搔っ攫って逃げられるとキャリアにとっては大赤字です。
そのため、同じことを繰り返さなれないためにも「総合的判断」によりお断りする姿勢というのはある意味妥当なものだといえますね。
一般的に契約してから180日以内に解約することを短期解約とみなしているといわれていますが、各キャリアの基準は非公開なので、あくまでも噂にすぎません。
そのため、180日以上を過ぎたから確実に大丈夫とはいえませんが、SNSなどの口コミを見ていると基本的には契約できている傾向にあるので、180日というのが1つの基準になりそうですね。
利用実績を作る
携帯乞食を賢く行うためには、短期解約をせずに、180日間持ち続ければ良いというわけではありません。
近年では、定期的に通信や通話を利用しているかも各キャリアがチェックしているという噂が多く流れています。
これは、大量にSIMを契約して特典をもらったあと、放置する「寝かせ回線」に対する対策といえるでしょう。
「寝かせ回線」は短期解約をしなくても、次回以降の審査にマイナスに影響する可能性があります。
全く利用せずに180日間維持するというのは通常ではありえないことです。
そのため、「コイツは特典目的で契約しているのではないか?」と審査で目をつけられる可能性があるわけです。
ひと月あたりに少なくとも1GB程度は通信を利用した方が良いといわれていますので、デュアルSIMで運用していて、基本的には、片方の通信しか利用しないという場合でも、アプリの更新をするなど、他方のSIMについても稼働実績をつけるようにしましょう。
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契約時に初期費用がかかるキャリアもある
一部のキャリアでは乗り換えや新規契約時に初期費用が発生する場合があります。
主要なキャリアの初期費用はご覧の通りとなっています。
キャリア | 初期費用 |
---|---|
ドコモ(eximo・irumo) | 無料(店舗は3,850円) |
au | 3,850円 |
ソフトバンク | 無料(店舗は3,850円) |
楽天モバイル | 無料 |
ワイモバイル | 無料(店舗は3,850円) |
UQモバイル | 3,850円 |
ahamo | 無料(店舗は3,850円) |
povo | 無料(店舗受付不可) |
LINEMO | 無料(店舗受付不可) |
au・UQモバイルを除いて主要なキャリアでは初期費用は無料となっています。
ただし、店舗で契約する場合は契約事務手数料として3,850円(税込)が必要になりますのでご注意ください。
店舗で契約する場合は店員さんに手続きしてもらうことになりますので、人件費と考えれば妥当なところですね。
そのため、基本的にはオンラインショップを利用すると契約事務手数料が無料になりますので、節約につながります。
ただし、中には契約事務手数料を払ってでも店舗で契約したほうが割引やキャッシュバックの額が大きいなどトータルでは得をする場合もありますので、支出と収入のバランスを見てお得な窓口で契約しましょう。
ちなみに事務手数料が無料の格安SIMを紹介している別記事も参考人してみてください。
解約時に契約解除料がかかるキャリアもある
かつては2年縛りといって2年以内など、解約更新月以外に解約すると1万円以上の高額な違約金が発生していた時期がありました。
しかし、総務省が、円滑な乗り換え環境を作ることを目的として、2019年頃には大幅な値下げが行われ、その後2021年頃には違約金の制度自体が廃止されました。
そのため、現在ではどのキャリアでも高額な違約金が発生することはありません。
しかし、違約金がかからないことを逆手に取り、過度にMNPを繰り返して特典を受けまくるユーザーが横行しているのも事実です。
彼らは「MNPホッパー」と呼ばれたりするのですが、このMNPホッパー対策として、近年では各キャリアは契約解除料を新設する動きがみられます。
ドコモ(eximo・ahamo・irumo)における契約解除料の制度
ドコモ(eximo・ahamo・irumo)では、2025年3月1日以降に契約した回線について、短期間(1年以内)での解約した上で、特定の条件に当てはまる場合は契約解除料を請求されるようになりました。
特定の条件とは以下の通りです。
- ご利用実態がない場合
- 当該回線の解約日から過去1年間に、同一名義のほかの回線が契約期間1年以内に解約されていた場合(法人名義を除く)
契約解除料は1,100円(税込)となっています。
irumoの0.5GBプランなど、1,100円未満の料金プランをご利用中の場合は利用している料金プランと同額が契約解除料となります。
なお、「ハーティー割引」が適用されている回線については契約解除料の対象外となります。
au・UQモバイル・povoにおける契約解除料の制度
auとUQモバイルでは2024年6月1日以降に契約した回線について、1年以内に解約した上で、以下の条件に該当する場合は最大990円(税込)の契約解除料がかかります。
条件は次のとおりです。
- ご利用実態がない場合
- 対象回線の解約日から1年以内に、同一名義のほかの回線(契約期間1年以内)が解約されていた場合
なお、auの場合、UQモバイルおよびpovoへの番号移行、UQモバイルの場合auおよびpovoへの番号移行の場合は契約解除料の請求の対象外となります。
また、「スマイルハート割引」が適用されている回線についても契約解除料の対象外となります。
au・UQモバイルと同じKDDIの通信サービスであるpovoについては契約解除料に関するアナウンスがされていません。
そのため、povoは今のところ、契約解除料の対象ではないのでご安心ください。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOにおける契約解除料の制度
ソフトバンク・ワイモバイルでは1年未満の解約などを条件に契約解除料が発生することはありません。
そのため、ソフトバンクとワイモバイルの回線はどのような条件においても手数料なしで解約することが可能です。
一方で、ソフトバンクの格安オンライン専用ブランドであるLINEMOでは注意が必要です。
LINEMOでは加入当月に回線を解約する場合は原則として契約解除料990円(税込)が請求されます。
ただし、そもそも180日以内の短期解約は次回の審査に悪影響を及ぼす影響があるため、契約当月の解約は推奨されませんし、通常の利用の場合は契約したその月に解約するということは考えにくいでしょう。
楽天モバイルにおける契約解除料の制度
楽天モバイルでは最低利用期間がないため、通信契約を解約することによる契約解除料は原則発生しません。
ただし、申し込み後1年以内に回線契約を解約し、かつ本サービスの利用実態がない場合においてはプラン月額料金の最低額、つまり1,078円(税込)を請求する場合があることが公式サイトに記載されています。
特典目的の寝かせ(非稼働)回線などは契約解除料の請求の対象になりますので、ご注意ください。
なお、定期的に通信を利用している場合や通常利用の場合は1年未満の解約であっても契約解除料の請求の対象にはなりませんので、ドコモやau/UQモバイルと比べると基準が若干緩いですね。
個人で契約できる回線数には上限がある
近年では詐欺などの犯罪抑止を目的として、個人で契約できる回線数を各キャリア定めています。
各キャリアごとにルールが異なりますので、順番に見ていきましょう。
ドコモ(eximo・ahamo・irumo)の契約可能回線数
ドコモでは大量不正契約を防止することを目的に、2009年5月18日より、個人契約の契約回線数の上限を5回線までに設定しています。
上限の5回線というのはドコモのすべての通信サービス(eximo・ahamo・irumo・その他ドコモの料金プラン)のトータルを意味します。
そのため、eximo2回線、ahamo1回線、irumo1回線を利用している場合はドコモで4回線の契約がある状態となりますので、追加で契約できるのは1回線のみとなるわけです。
なお、電話番号保管中や利用休止中の回線も5回線のカウントの対象となります。
また、公式に案内されているわけではないですが、ドコモでは直近180日間において2回線までしか契約できない「180日ルール」が存在するといわれています。
ついこの間までは3回線目の契約ができない期間は直近の契約から90日間とされていましたが、180日に延長されたとの声が聞こえます。
ただし、これらはあくまで噂にすぎませんので、真相の究明は困難といえるでしょう。
au・UQモバイル・povoの契約可能回線数
au・UQモバイル・povoといったKDDI系列のサービスでもスマホの契約回線数は上限が5回線に設定されています。
au(povoを含む)とUQモバイルの回線数は合算されることが公式サイトに明記されていますので、ご注意ください。
例えば、自分用と家族用にauで合計3回線の契約がある場合、UQモバイルやau(povoを含む)ではあと2回線だけ追加で契約できるということです。
ただし、中には「auとUQモバイルを合計で5回線持っているのに、新規でpovoの審査に通った」という声を聞いたことがあります。
また、店舗で店員さんにチェックしてみても中には「povoは別カウントです」と案内されることもあります。
この辺りの真相は不明ですが、公式にはしっかり「au(povoを含む)とUQモバイルを合わせて5回線が上限」と記載されているため、5回線以上の契約は慎重になった方がよいでしょう。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの契約可能回線数
ソフトバンク、ワイモバイルLINEMOでは同時に契約できる回線数の上限がそれぞれ5回線に設定されています。
ドコモとauはグループ内のサービスを合算して5回線までとしているのに対して、ソフトバンク系列のサービスは各キャリアごとに最大5回線という違いがあります。
そのため、すでにソフトバンクを5回線契約しているという方でも、新たにワイモバイルやLINEMOを契約できるわけです。
なお、ソフトバンクやワイモバイルの場合は3回線目以降は利用者登録が必須という声を聞いたことがあります。
ただし、この情報は公式に明記されているわけでは無く、あくまで噂の範疇です。
ですが、筆者も3回線目以降を契約する場合に利用者登録を店員さんにすすめられたことがあるので、おそらく公式のルールとして存在していると見てよいでしょう。
楽天モバイルの契約可能回線数
楽天モバイルは音声通話とデータ通信がセットになった、「Rakuten最強プラン」とデータ通信専用の「Rakuten最強プラン(データタイプ)」があります。
「Rakuten最強プラン」と「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は合わせて10回線まで契約できる旨が公式サイトに明記されています。
ドコモ、au、ソフトバンクが5回線を上限としているのに対して、楽天モバイルはその2倍の10回線まで許容しているのでなかなか寛容ですね。
ただし、「当社所定の条件に該当する場合には、既契約数が上限に達していなくてもご契約いただけない場合があります」とも公式サイトに記載されていますので、場合によっては10回線契約できないことも考えられます。
通常利用を目的としている場合は10回線も契約することはまずありえないと思いますので、基本的にはあまり気にしなくても問題ないでしょう。
オンラインショップだけでなく実店舗もチェックする
本記事では楽天モバイルやワイモバイルなどの各社のオンラインショップにおける特典を紹介しました。
オンラインショップは一部キャリアを除いて、契約事務手数料などの初期費用が無料なうえに、自宅にいながら24時間いつでも気軽に手続きができるため、とても便利です。
そのため、気軽に契約できるオンラインショップに目が行きがちですが、街のキャリアショップや家電量販店といった実店舗でもさまざまなキャンペーンが実施されています。
また、週末などを中心にショッピングモールでは出張イベントを実施していることもありますので、より魅力的なキャンペーンに出会える可能性があります。
キャリアショップなら現金キャッシュバックがされたり、商品券がもらえたりする場合がありますし、ヨドバシカメラやヤマダ電機などの家電量販店では、店舗独自のポイントがもらます。
特に家電量販店における独自ポイント還元は即日行われることが多い印象ですので、確実にその場で還元をもらいたいという場合は家電量販店がおすすめですね。
また、家電量販店では、自宅のインターネットサービスとセットで利用すると追加でポイント還元が受けられるなんてこともあるようなので、ぜひ店舗にも足を運んでみてください。
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携帯乞食に関してよくある質問

iPhone16eの携帯乞食ができるキャリアは?
iPhone16eは2025年2月19日に発表された最新のiPhoneです。
2024年秋にに登場したiPhone16シリーズの廉価版という位置付けで、Apple直販価格も99,800円(税込)〜と通常のナンバリングシリーズに比べるとリーズナブルになっています。
そんなiPhone16eですが、各キャリア販売に力を入れており、各社お得なキャンペーンが目白押しです。
他社からの乗り換え(MNP)の場合で、キャンペーンを適用させた各キャリアのオンラインショップにおけるiPhone16eの価格は以下の通りとなっています。
キャリア | 割引額 | 一括価格 | 実質価格 |
---|---|---|---|
ドコモ | △42,570円 | 67,210円 | 1,210円 |
au | △38,500円 | 74,300円 | 47円 |
ソフトバンク | △21,984円 | 88,032円 | 24円 |
楽天モバイル | △36,000円 | 95,800円 | – |
ワイモバイル | △43,992円 | 66,024円 | 24円 |
UQモバイル | △38,500円 | 74,300円 | 47円 |
- auでiPhone16eを予約する方法
- ドコモでiPhone16eを予約する方法
- ソフトバンクでiPhone16eを予約する方法
- 楽天モバイルでiPhone16eを予約する方法
- ワイモバイルでiPhone16eを予約する方法
- UQモバイルでiPhone16eを予約する方法
iPhone15の携帯乞食ができるキャリアは?
iPhone15は2023年秋に登場したiPhoneです。
現時点で最新のiPhoneであるiPhone16の1世代前のモデルで、端子にUSB-Cが採用されたり、ノッチが廃止されてDynamic Islandが搭載されるなど、話題を呼んだ1台です。
そんなiPhone15は型落ちということもあり、最新のiPhone16に比べるとリーズナブルな価格設定になっています。
なお、iPhone15は主要キャリアでは取り扱いがあるため、お得に購入できますよ。
他社からの乗り換え(MNP)の場合で、キャンペーンを適用させた各キャリアのオンラインショップにおけるiPhone15の価格は以下の通りとなっています。
キャリア | 割引額 | 一括価格 | 実質価格 |
---|---|---|---|
ドコモ | △41,690円 | 68,068円 | 2,332円 |
au | △44,000円 | 69,000円 | 47円 |
ソフトバンク | ー | 在庫なし | ー |
楽天モバイル | △40,000円相当 | 64,800円 | – |
ワイモバイル | △21,600円 | 85,680円 | 51,888円 |
UQモバイル | ー | 113,000円 | 44,047円 |
2年後返却の場合はauで総額47円(税込)となっていますし、一括で購入する場合はドコモの68,068円(税込)が最安になっています。
購入形態によって最もお得な販路が異なりますので、レンタルにするのか、買い切るのかよく考えてから契約しましょう。
Google Pixel8aの携帯乞食ができるキャリアは?
Androidについてもお得な端末を見ておきましょう。
Androidでおすすめの1台は2024年5月に発売を開始したGoogle Pixel8aです。
Google Pixel8の廉価版という位置付けですが、生成AIによる編集マジックなどが使える高性能な1台となります。
そんなGoogle Pixel8aは各キャリアで販売されており、お得なキャンペーンも存在します。
なお、大手キャリアの中では楽天モバイルのみGoogle Pixel8aの取り扱いがありませんのでご注意ください。
他社からの乗り換え(MNP)の場合で、キャンペーンを適用させた各キャリアのオンラインショップにおけるGoogle Pixel8aの価格は以下の通りとなっています。
キャリア | 割引額 | 一括価格 | 実質価格 |
---|---|---|---|
ドコモ | △36,773円 | 44,616円 | 3,091円 |
au | △22,000円 | 41,000円 | 5,300円 |
ソフトバンク | △割引なし | 77,760円 | 2,400円 |
ワイモバイル | △21,600円 | 56,160円 | 2.400円 |
UQモバイル | △22,000円 | 41,000円 | 5,300円 |
販路によってお得ない買い方が異なりますので、しっかり比較検討しましょう。
喪明けとは何ですか?
携帯乞食について調べていると「喪明け」という言葉を目にすることがあるでしょう。
一般的に故人の死に対して「喪に服す」期間が終わることを「喪明け」といいますが、携帯乞食の業界ではまた別の意味で利用されます。
先ほど、180日以内の短期解約はNGである旨を解説したとおりですが、短期解約をすると次回の契約で「総合的判断」になる可能性がありますが、その状態を「喪に服す」と考えられています。
なお、「総合的判断」により契約できない期間はずっと続くわけではなく、短期解約をしてから1年後など、一定期間が経過した後には再び契約できるようになるといわれています。
そのように、短期解約の後、再び契約できるようになった状態のことを「喪明け」といいます。
ただし、何度も短期解約を繰り返していると要注意人物とキャリアに目を付けられて、今後一生そのキャリアで契約できないなんてことも否定はできませんので、やりすぎには注意してください。
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まとめ:携帯乞食で賢くスマホを利用しよう!
今回は携帯乞食について仕組みと賢く利用する方法について解説しました。
賢く携帯乞食をするための秘訣は以下の通りでしたね。
- 契約時に初期費用がかかるキャリアもある
- 解約時に契約解除料がかかるキャリアもある
- 180日以内の短期解約はNG
- 利用実績を作る
- 個人で契約できる回線数には上限がある
- オンラインショップだけでなく実店舗もチェックする
短期解約をしたり、契約したものの全く利用しない寝かせ(非稼働)の回線を作ることは次回以降の審査に悪影響を及ぼす可能性があり損を招きます。
自分で自分の首を絞めないためにも、本記事を参考に賢く携帯乞食をして、お得にキャッシュバックやポイントをもらってください。